今出川は、福島県石川郡に位置し、その源を福島県石川郡古殿町の大笹山(標高677m)に発し、山間部を西流、石川町市街地中心部において右支川北須川を合流しながら流下し、白石地先で阿武隈川右支川社川に合流する流域面積194.1km2、幹線流路延長約19kmの一級河川です。
今出川総合開発事業は、阿武隈川水系社川(支川今出川)の福島県石川郡石川町大字形見地先に今出ダムを建設し、阿武隈川水系社川(支川北須川)の福島県石川郡石川町大字母畑地先の千五沢ダムに治水機能を付加するもので、今出川総合開発の一環として、今出ダムが平成元年から実施計画調査が開始され、平成7年度に千五沢ダムとの2ダム1事業での総合開発となり、平成8年度より建設に着手しました。
今出ダムは、洪水調節、既得取水の安定化・河川環境の保全及び水道用水の補給を目的とし、千五沢ダムは、国営農地総合開発事業の基幹施設として昭和50年3月に完成したダムで、その後の農業情勢の変化により生じた空容量を治水容量に振り替えるもので、洪水調節及びかんがい用水の補給を目的とした多目的ダムです。
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