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ダム事業の概要

 

■福島県土木部のダム事業

 近年における都市化と地域開発の進展により、河川流域における保水能力が低下し、県内各地において洪水被害が発生しており、特に県南地方においては、平成10年8月末の豪雨により、甚大な被害を被ったところです。
 また、都市部においては、生活水準の向上等により水需要が増加傾向にある一方、小雨傾向により各地において渇水被害が頻発している状況にあります。
 このため、河川総合開発事業の一環として、多目的ダムの建設を進めていま す。

  河川総合開発事業は、洪水調節を行うとともに、貯水により河川流況を改善し、新たに生み出された水を生活用水、工業用水、農業用水あるいは水力発電等に利用して流域の住民生活の安全確保と産業発展に役立てることを目的としてい ます。
 福島県では、最初に高柴ダムが昭和37年3月に完成し、その後、東山ダム、四時ダム、真野ダム、小玉ダムが完成し、平成11年3月に、県内初の小規模生活ダム(現 生活貯水池)として田島ダムが、また平成13年3月に堀川ダムが完成したことで、県管理ダムは8ダムを数えております。また、平成11年4月より、裏磐梯三湖(檜原湖、小野川湖、秋元湖)による長瀬川の治水管理を行 っております。
 さらに、現在4ダム(うち生活貯水池1ダム)の建設を進めています。
 これらのダムは、「地球21世紀の新しい生活圏−美しいふくしま−の創造」の実現に向けて、安全でやすらぎのある県土の建設に貢献しております。

 

ダムの効用

1.       川があふれないようにする
 日本で雨が多く降る時期は梅雨や台風シーズンに集中しています。山間部に降った雨が急激に河川に流れ込み、下流であふれることがないよう川の流れる水を調節し、洪水の発生を防ぎます。

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平成10年8月末豪雨による洪水(福島県白河市)

2.       貯めた水を利用する
 日本は1年間に降る雨の量が多い国です。しかし、人口1人当たりの降雨量は少なく、また、降った雨は川に流れ込みすぐに海へと流れていってしまうため、この雨を利用してできることは限られています。特に雨の量がいつもより少な い年は水不足になりがちです。
 ダムは降った雨を貯めることにより、水不足の年でも家庭への水道や田畑への水を安定して供給することができます。また、現在の生活に欠かすことができない電気も、ダムで貯めた水を利用して発電する水力発電によって一部賄われて います。

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ダムのない川


ダムのある川

福島県では、このような治水及び利水への社会的要請に基づき、多目的ダムの建設を計画しています。

 

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