12月下旬情報(平成19年12月27日更新)
シラウオ漁 −不安なスタート−
12/2にシラウオの船曳漁が始まり、原釜、新地で1ヵ統ずつ着業しました。原釜では初日にはまとまった漁がありましたが、後はさっぱりで、数日後にはシラスに転業しました。新地は初日から不漁で、混じりのシラスのほうが多く、選別をあきらめたことも多かったようです。単価も2,000円程度と安く、原釜のかけまわりの役員は「漁場も漁も限られてる魚だから、解禁を遅くして魚を大きくし、高くしてから獲らないと利益にならない」との意見でした。先日の船曳網漁業者協議会でも、解禁日、終了日とも詰める方向で意見を出した相双の委員もおり、資源有効利用のために手を打つ必要を実感しています。
シラス漁 −いつまで続くか−
水揚げされているシラスが大型ばかりとなり、そろそろ終漁かな?と思っていたら、12月になって、一回り小ぶりのものが水揚げされました。ベテラン漁業者からは「今年は魚が多い。小さいのも獲れだしたし、まだまだ続くな」との強気の発言がありました。できる限り他の漁に転業せずにシラスを続けたいとがんばっています。
新地 −カレイ網本格化−
好漁だった流し網は11月いっぱいで終漁しました。値段への不満も聞きましたが、漁期が長かったことで満足な漁模様だったようです。この組は12/3から刺網の水揚げを始め、久しぶりに市場が活気づいています。イシガレイ、マコガレイの抱卵魚主体で量は揚がっていますが、価格はキロ400〜600円とあまり良くありません
相馬原釜 −漁具漁法部会勉強会−
11/30に青壮年部漁具漁法研究部会が勉強会を行いました。経験の浅い若い部員に漁場のポイントとなる磯の状況を勉強させたいという部会長の希望もあり、水産試験場の海底地形調査を話題にし、講師から、これまでの調査結果などを紹介してもらいました。磯の位置に関しては自分たちが操業で得た情報と照らし合わせて話が盛り上がりました。「経験の少ない若手にはありがたい情報。多少大まかでもいいから、県境付近までの磯の地図が早くほしい」と調査結果が早く出るのを期待しています。
磯部 −ホッキ単価下がる−
12月に入り、ホッキの単価が急激に低下しました。1号がキロ500円→350円、2号が400円→300円になりました。12月から青森のホッキ漁が解禁になったことによる例年の現象です。
富 熊−タコ終わりか?−
今シーズン好漁だったマダコですが、12月中旬には水揚げが半減してしまいました。11月後半には支所全体で350〜400kg程の水揚げ数量でしたが、先日は支所全体で100kg程度しか水揚げされませんでした。久之浜での水揚げが増えてきたとの情報もあることから、タコが南に移動したのではないかとのことでした。
請 戸−漁模様−
刺網によるカレイ類の水揚げが増えてきました。マガレイの単価は100円/kg〜700円/kg程度です。シラウオ狙いの船は数回操業したものの、数sしか獲れず、漁を見合わせています。
鹿 島−漁模様−
鹿島でも刺網によるカレイ類の水揚げが増えてきました。浜値はイシガレイ800円/kg、マコガレイ1000円/kg程度です。マガレイは400円/kg程度ですが、小型魚(18〜20m)は100円/kg程で取引されています。
−夕市開催−
12/7に夕市を開催しました。心配された商品も確保できて一安心でしたが、開催日時が12/7(金)16:00からと中途半端な時間帯だったためか、人出は少なめでした。開催の日時設定に課題を残す形になりました。
久之浜−マダコ一時豊漁−
4,5日にマダコの大量水揚げが見られました。渡りマダコの群れに当たったらしく、1隻の水揚げは200〜500kgほどで、単価も900/kgと高いことから40万円/日を越す漁となった船もありました。このタコですが、南に移動するようで、翌日からは普段の漁(4〜5万円/隻)に戻ってしまいました。年明けまでに次の群れがくることを期待しています。
−底曳水揚げ方法の変更−
先月まで隔日水揚げの底曳船が日帰りの操業となっています。燃油高と魚価安のためらしく、少しでも鮮度のよい状況で高く売るための努力のようです。このためマイカやタラでは、体色の良い個体が揃うようになっています。
四倉−ホッキ価格低下−
青森県のホッキ解禁を受けて、12月になってからホッキの価格が一段と下がりました。四倉の主力の3番貝(全体の7割ほどを占める)は、11月下旬には単価は180円/kgでしたが、12月に入り150円/kgになりました。このため1日の水揚金額も30万円に達しない日もでるようになり、週2回の操業となっています。
−船曳き網−
3隻が船曳き網でシラスを漁獲しています。漁場は広野前で、良い時で10カゴ程度にはなりますが不安定で、漁業者の感覚ではほぼ終漁のようです。そんな中、磯近くでは小型のシラウオがかなり混じるそうです。年明けにはシラウオ漁が始まるかもしれません。
沼之内−沖合磯根調査−
6日に豊間採鮑組合で沖合磯根の事前調査が行われました。これは来期の資源保護協会の助成事業にエントリーするために、放流対象と成り得る磯の場所、規模等を調査するものです。場所は豊間灯台から1km以内の場所で、第1種共同漁業権漁場の内側でした。この付近に300平米ほどの磯根が点在するようで、もっとも沖と思われる明神礁が潜水調査の対象となりました。磯根にはイガイ等の貝類やヒトデが多く、磯焼けはしていないものの、藻類は少なく、天然アワビやウニが僅かに確認できました。ここを放流場所とする際はヒトデやイガイの駆除が必要なようです。
中央台北小学校−出前講座でホッキむき教室−
14日に中央台北小学校で今年最後のホッキむき教室を実施しました。対象は4年生3クラスで90名の大所帯でした。小学生を相手にした教室は6月以来の2回目でしたが、講師を務める当所職員も手慣れてきて、問題なく実施できました。生徒にも非常に好評でした。
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江名町−タコカゴ漁模様−
「5日に久之浜でタコ大漁」と聞き、各浜へカゴ操業を薦めに行きました。さすがに各漁業者は既に情報を掴んでいる様子でした。江名町地区では情報どおり大漁したものの、南の小浜、勿来では期待したほどの漁ではなかったようです。
小名浜−女性部6名が「かに・あんこうまつり」に参加(12月1日)−
10時開店し、ケガニ汁(200円)を650食販売し、12時には閉店しました。大変好評で、店じまいが早かったため、事務局から来年は5割増での販売をお願いされました。
勿 来−漁模様−
船曳き網はシラス漁からカタクチイワシ漁に転換しました。良い船は2tの漁獲で10万円程度の水揚げになっています。延縄によるマダラ漁は、北海道での豊漁を受けてか、単価が低下しています。