さいばいぎょぎょう
栽培漁業とは

人が陸上の池などで魚や貝の稚魚(稚貝)を育てて、海などに放流し、魚を増やしながら獲る漁業をつくり育てる漁業あるいは栽培漁業と呼んでいます。

福島県でつくり育てる漁業を行っているものは、サケ、ヒラメ、ホシガレイ、アワビ、ウニがあります。福島県の川に戻ってくるサケのほとんどは、放流された稚魚が育ったものです。また、ヒラメは、全長10pサイズ100万尾放流という、大規模な放流事業が行われています。アワビやウニも稚貝の放流なしでは漁業が成り立ちません。そして、高級魚のホシガレイは、現在は研究段階ですが、今後のつくり育てる漁業の対象として期待されています。

海の生き物は限りある資源です。無秩序に獲るだけでは減ってしまう一方です。稚魚を放流したり、獲れた魚でも小さいものは逃がしてあげるなど、人間が保護をしながら利用していくことが大切です。

ヒラメ種苗 ヒラメの放流 アワビの稚貝
 
≪関連機関≫ 
水産試験場栽培漁業部 水産種苗研究所 財団法人福島県栽培漁業協会
稚魚の放流方法などの研究を行っています。 稚魚を生産するための基礎研究を行っています。 稚魚の生産業務を行っています。
 
≪福島県の主な種苗放流状況≫                              (千尾)
アワビ ウニ ヒラメ ホシガレイ
平成15年 殻長3p 598 殻長1.5p 271 全長10p 439 全長8p 18
平成16年   611   250   1120   53
平成17年   617   200   1056   53
平成18年      633   180   1040   71
平成19年   596   161   1040   28
 
≪福島県における栽培漁業の歴史≫
(1) アワビ・ウニ県外種苗の移植放流
   アワビについては昭和20年代から、ウニについては昭和30年代から行われた。
  
(2) 種苗センター    (昭和46年度〜)
   施設整備      昭和44年〜45年度
   アワビ種苗供給  昭和47年〜57年度
   供給量 実績最大 254,500個 
 
(3) 栽培センター(昭和57年度〜)
   アワビ・ウニ種苗供給  昭和58年度〜供給量 
                  生産能力各100万個
 
(4) ヒラメ栽培漁業振興施設 (平成8年度〜)
   ヒラメ種苗供給    平成8年度〜
               供給量 100万尾