用語集(福島県水産種苗研究所)

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用語集
【温排水】
原子力、火力発電所等から排出される冷却用の海水。
冷却用海水が冷却の過程で取水したときの水温より約7℃高くなって排出されることから温排水といわれる。
熱エネルギーを有効利用した魚介類の種苗生産が行われている。
【漁協(漁業協同組合)】
水産業協同組合法の規定に基づき、行政庁の認可を得て設立された協同組織を水産業協同組合という。
設立主旨により漁業協同組合、漁業生産組合、漁業協同組合連合会、 水産加工業協同組合及び同連合会がある。
漁業協同組合は、信用、販売、購買、利用などの事業を行うことにより、組合員たる漁民に直接奉仕することを目的とする組合組織の法人。
平成17年度末現在の本県の沿海出資漁協数は、7組合(地区:5、業種別:2)である。
【(財)福島県栽培漁業協会】
水産関係をめぐる国際環境の変化に伴い沿岸漁業の振興が求められていることから、昭和55年に県、沿海市町、漁業団体、関係企業団体により財団法人福島県栽培漁業協会が設立された。
当協会は、県などの委託を受け、大熊町に県が設立した種苗生産施設において原子力発電所の温排水を利用して、ヒラメ、アワビ、ウニ、アユの生産をおこなっている。
特にヒラメは、新たに建設した種苗生産施設で平成8年から全長10cm種苗100万尾以上の生産・放流をおこなっており、全国に誇れる栽培漁業の拠点となっている。
【資源管理型漁業】
漁業管理を通して資源の再生産と有効利用を適切に図りつつ漁業経営の安定化を目指す漁業のあり方をいう。
漁業者が、資源に対する過度の漁獲圧力を低減するために、地域の漁業や資源の状況に応じた禁漁期、禁漁区の設定、 漁具・漁法の制限等により、自主的な管理を実施している。
管理方法は、水産資源の特性や実態を熟知している漁業者が相互に話し合い、決める。
【標識放流】

魚介類の移動、成長、資源量等を推定するために、その体に標識を付けて放流することをいう。

【ヒラメ栽培漁業振興施設】

正式名称は、福島県水産種苗研究所ヒラメ種苗生産施設。

本県がヒラメ栽培漁業を積極的に推進するため、大熊町に建設した。
隣接する東京電力(株)福島第一原子力発電所の 温排水を有効に利用し、産卵及び成長の早期化を図りながら、全長10cmサイズのヒラメ稚魚を年間100万尾以上生産する。
このうち、海水を使用する親魚飼育棟、稚魚飼育棟、 餌料培養棟には、耐塩害性を高めるために、木造の大断面集成材を用いている。
平成8年4月事業開始。施設整備費約24億円。敷地面積約30,000u。
【幼稚仔(ようちし)】
幼魚(ようぎょ)、稚魚、仔魚(しぎょ)の総称。
成長の各期における魚類の呼び方は次のとおり。
@前期仔魚:ふ化直後より卵黄吸収までの魚。
A後期仔魚:卵黄吸収直後から各ひれの棘・軟条の定数が 出現するまで。
B稚魚:後期仔魚の域を脱しほぼ種の特徴を現す。
C幼魚:稚魚の域を脱してより生殖巣が初めて熟するまで。
D成魚:生殖巣が熟して成魚という。
【体色異常】
ヒラメやカレイなどの異体類を人工的に種苗生産すると、本来白いはずの無眼側が黒くなったり、色がつくはずの有眼側が白くなったりする。
原因は未だにはっきりしていないが、 異常を軽減する飼育方法が研究されている。
【栽培漁業】
水産資源の維持・増大と漁業生産の向上を図るために、有用水産動物について種苗生産、放流、育成管理などの人為的手段を施して資源を 積極的に培養しつつ、最も合理的に漁獲する漁業のあり方をいう。



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