最終更新 平成2162

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精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について

つぎの3つのページで構成されています。クリックすると該当箇所に移ります。

 

◆ 精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準(現在のページ)

概要、障害等級のめやす:12級3級

◆ 精神障害者保健福祉手帳の障害等級判定基準の運用に当たっての留意事項

   総合判定

   精神疾患(機能障害)の状態の判定について

    統合失調症 そううつ病 てんかん 器質精神病

   能力障害の状態の判定について

◆ 精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準の説明

(1) 精神疾患(機能障害)の状態

  @ 統合失調症

  A そううつ病(気分(感情)障害)

  B 非定型精神病

  C てんかん

  D 中毒精神病

  E 器質精神病

  F その他の精神疾患

(2) 能力障害の状態

 

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◆ 精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準

精神障害者保健福祉手帳には、障害の重い順に12級3級の3段階があります。

障害等級は、医師(精神保健指定医その他精神障害の診断又は治療に従事する医師)の診断書をもとに、判定されます。

判定は、(1)精神疾患の存在の確認、(2)精神疾患(機能障害)の状態の確認、(3)能力障害の状態の確認、(4)精神障害の程度の総合判定という順を追って行われます。

このうち

(2)は病歴や症状・状態像の記載を主に参考にします(下記「精神疾患(機能障害)の状態」参照)

(3)は生活能力の状態の記載を主に参考にします(下記、各級の説明文および「能力障害の状態」参照)

☆ 現時点だけでなく、概ね過去2年間の状態および今後2年間に予想される状態も考慮します。

☆ 長期間の薬物治療下での判定を原則とします。

最終的には、これらの情報から総合的に等級を判定します。

 

以下の基準は「精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について」(平成79)に掲載されています。

詳しくは原文を参照してください。

(精神保健福祉研究会監修:精神保健福祉関係法令通知集、ぎょうせい)

(精神障害者保健福祉手帳の手引き(診断書作成・障害等級判定マニュアル、財団法人日本公衆衛生協会)

また、「診断書作成の留意事項」とも関連していますので、参照してください。

 

1級

精神障害が日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの。

この日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度とは、他人の援助を受けなければ、ほとんど自分の用を弁ずることができない程度のものである。

 例えば、入院患者においては、院内での生活に常時援助を必要とする。在宅患者においては、医療機関等への外出を自発的にできず、付き添いが必要である。家庭生活においても、適切な食事を用意したり、後片付けなどの家事や身辺の清潔保持も自発的には行えず、常時援助を必要とする。

 親しい人との交流も乏しく引きこもりがちである。自発性が著しく乏しい。自発的な発言が少なく発言内容が不適切であったり不明瞭であったりする。日常生活において行動のテンポが他の人のペースと大きく隔たってしまう。些細な出来事で、病状の再燃や悪化を来たしやすい。金銭管理は困難である。日常生活の中でその場に適さない行動をとってしまいがちである。

(おおよそ「日常生活能力の程度」(4)-(5)が該当(当センター担当者注))

 

 精神疾患(機能障害)の状態

 能力障害の状態

  1. 統合失調症によるものにあっては、高度の残遺状態又は高度の病状があるため、高度の人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるもの
  2. そううつ病(気分(感情)障害)によるものにあっては、高度の気分、意欲・行動及び思考の障害の病相期があり、かつ、これらが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするもの
  3. 非定型精神病によるものにあっては、残遺状態又は病状が前記1、2に準ずるもの
  4. てんかんによるものにあっては、ひんばんに繰り返す発作又は知能障害その他の精神神経症状が高度であるもの
  5. 中毒精神病によるものにあっては、認知症その他の精神神経症状が高度のもの
  6. 器質精神病によるものにあっては、認知症その他の精神神経症状が高度のもの
  7. その他の精神神経疾患によるものにあっては、上記の1〜6に準ずるもの
  1. 調和のとれた適切な食事摂取ができない。
  2. 洗面、入浴、更衣、清掃などの身辺の清潔保持ができない。
  3. 金銭管理能力がなく、計画的で適切な買い物ができない。
  4. 通院・服薬を必要とするが、規則的に行うことができない。
  5. 家族や知人・近隣等と適切な意思伝達ができない。協調的な対人関係を作れない。
  6. 身辺の安全を保持したり、危機的状況に適切に対応できない。
  7. 社会的手続をしたり、一般の公共施設を利用することができない。
  8. 社会情勢や趣味・娯楽に関心がなく、文化的社会的活動に参加できない。

    (上記1〜8のうちいくつかに該当するもの)

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2級

精神障害の状態が、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のものである。

この日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度とは、必ずしも他人の助けを借りる必要はないが、日常生活は困難な程度のものである。

 例えば、付き添われなくても自ら外出できるものの、ストレスがかかる状況が生じた場合に対処することが困難である。医療機関等に行くなどの習慣化された外出はできる。また、デイケアや授産施設、小規模作業所などに参加することができる。食事をバランス良く用意するなどの家事をこなすために、助言や援助を必要とする。清潔保持が自発的かつ適切にはできない。社会的な対人交流は乏しいが引きこもりは顕著ではない。自発的な行動に困難がある。日常生活の中での発言が適切にできないことがある。行動のテンポが他の人と隔たってしまうことがある。ストレスが大きいと病状の再燃や悪化を来たしやすい。金銭管理ができない場合がある。社会生活の中でその場に適さない行動をとってしまうことがある。

(おおよそ「日常生活能力の程度」(3)が該当(当センター担当者注))

 

 精神疾患(機能障害)の状態

 能力障害の状態

  1. 統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があるため、人格変化、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるもの
  2. そううつ病(気分(感情)障害)によるものにあっては、気分、意欲・行動及び思考の障害の病相期があり、かつ、これらが持続したり、ひんぱんに繰り返したりするもの
  3. 非定型精神病によるものにあっては、残遺状態又は病状が前記1、2に準ずるもの
  4. てんかんによるものにあっては、ひんぱんに繰り返す発作又は知能障害その他の精神神経症状があるもの
  5. 中毒精神病によるものにあっては、認知症その他の精神神経症状があるもの
  6. 器質精神病によるものにあっては、認知症その他の精神神経症状があるもの
  7. その他の精神神経疾患によるものにあっては、上記の1〜6に準ずるもの
  1. 調和のとれた適切な食事摂取は援助なしにはできない。
  2. 洗面、入浴、更衣、清潔などの身辺の清潔保持は援助なしにはできない。
  3. 金銭管理や計画的で適切な買い物は援助なしにはできない。
  4. 通院・服薬を必要とし、規則的に行うことは援助なしにはできない。
  5. 家族や知人・近隣等と適切な意思伝達や協調的な対人関係づくりは援助なしにはできない。
  6. 身辺の安全保持や危機的状況での適切な対応は援助なしにはできない。
  7. 社会的手続や一般の公共施設の利用は援助なしにはできない。
  8. 社会情勢や趣味・娯楽に関心が薄く、文化的社会的活動への参加は援助なしにはできない。

    (上記1〜8のうちいくつかに該当するもの)

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3級

精神障害の状態が、日常生活若しくは社会生活が制限を受けるか、又は日常生活若しくは社会生活に制限を加えることを必要とする程度のものである。

 例えば、一人で外出できるが、過大なストレスがかかる状況が生じた場合に対処が困難である。デイケアや授産施設、小規模作業所などに参加する者、あるいは保護的配慮のある事業所で、雇用契約による一般就労をしている者も含まれる。日常的な家事をこなすことはできるが、状況や手順が変化したりすると困難が生じてくることもある。清潔保持は困難が少ない。対人交流は乏しくない。引きこもりがちではない。自発的な行動や、社会生活の中で発言が適切にできないことがある。行動のテンポはほぼ他の人に合わせることができる。普通のストレスでは症状の再燃や悪化が起きにくい。金銭管理は概ねできる。社会生活の中で不適切な行動をとってしまうことは少ない。

(おおよそ「日常生活能力の程度」(2)が該当(当センター担当者注))

 

 精神疾患(機能障害)の状態

 能力障害の状態

  1. 統合失調症によるものにあっては、残遺状態又は病状があり、人格変化の程度は著しくはないが、思考障害、その他妄想・幻覚等の異常体験があるもの
  2. そううつ病(気分(感情)障害)によるものにあっては、気分、意欲・行動及び思考の障害の病相期があり、その症状は著しくはないが、これを持続したり、ひんぱんに繰り返すもの
  3. 非定型精神病によるものにあっては、残遺状態又は病状が前記1、2に準ずるもの
  4. てんかんによるものにあっては、発作又は知能障害その他の精神神経症状があるもの
  5. 中毒精神病によるものにあっては、認知症は著しくないが、その他の精神神経症状があるもの
  6. 器質精神病によるものにあっては、認知症は著しくないが、その他の精神神経症状があるもの
  1. その他の精神疾患によるものにあっては、上記の1〜6に準ずるもの
  1. 調和のとれた適切な食事摂取は自発的に行うことができるがなお援助を必要とする。
  2. 洗面、入浴、更衣、清掃などの身辺の清潔保持は自発的に行うことができるがなお援助を必要とする。
  3. 金銭管理や計画的で適切な買い物は概ねできるがなお援助を必要とする。
  4. 規則的な通院・服薬は概ねできるがなお援助を必要とする。
  5. 家族や知人・近隣等と適切な意思伝達や協調的な対人関係づくりはなお十分とはいえず不安定である。
  6. 身辺の安全保持や危機的状況での対応は概ね適切であるが、なお援助を必要とする。
  7. 社会的手続や一般の公共施設の利用は概ねできるが、なお援助を必要とする。
  8. 社会情勢や趣味・娯楽に関心はあり、文化的社会的活動にも参加するが、なお十分とはいえず援助を必要とする。

    (上記1〜8のうちいくつかに該当するもの)

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