快適な海浜利用のために(いわき市勿来町)
勿来海岸の漁港海岸環境整備事業では、快適な海浜利用の向上及び侵食防止のため階段式護岸、人工磯、遊歩道等の整備を行いました。
さらには、県立自然公園内でもあり、周辺には勿来の関などの歴史的・文化的施設もあることから、「エコ・コースト事業」にも指定され、周辺の自然環境に配慮しながら事業を進めたものです。
どうして階段護岸なの?
波を防ぐためには、大きなブロックを置いたり、コンクリートの壁を作ったりする方法もありますが、それでは波は防げても私たちが海に近づくことができなくなってしまいます。
写真のように階段式の護岸にすれば、波を防いで国土を守ることはもちろんですが、海とも容易に親しむことができ、護岸に守られた上に広場を整備することで、より一層快適な海浜利用を図ることができます。
「二ツ岩」の擬岩工法による補強・復元
勿来海岸の「二ツ岩」は、古くから多くの歌人によって詠まれた名勝のひとつであり、釣りの名所としても知られていました。しかし、永年の風雨や波浪により侵食され、崩落による海水浴客への危険性もあり、「二ツ岩」の風化・侵食による崩落の進行が懸念されましたので、補強・復元の方法を検討しました。
その結果、炭素繊維補強コンクリートを用いた「擬岩工法」により「二ツ岩」の特徴的な形や岩肌の色合いを再現することができました。