中村神社の親子スギ

中村神社は相馬中村藩主相馬氏の総鎮守で、太田神社、小高神社と共に、相馬三妙見社の一つです。 妙見とは北極星を神格化したものであり、国土を守り、災いを消し、敵を追放し、長寿延命の力があると言われ、中世には武士に軍神として、近世には商家や町人に諸願成就の仏様として信仰を集めました。また、星神は竜馬に化すという伝えから馬の病気を治すとの信仰もあり、野馬追いの里にふさわしい神様といえます。相馬氏は桓武平氏として東夷平定の勅を奉じて関東に下ったと言われ、北斗七星の神格化である妙見に信仰を持つようになったのは平将門の頃と伝えられます。この神社の創建は、この平将門の勧進によると伝えられ、往古は祖地である下総の守屋城に祀られたもので、氏祖相馬重胤が元亨3年(1323年)に相馬郡に移封された後、建武年間(1334年~1338年)に築城された小高城に遷座し、相馬利胤が慶長16年(1611年)、明治維新までの13代261年間の礎となる中村城を構築した際に、ここに鎮座したものです。社殿は寛永20年(1643年)に相馬利胤の子大膳亮義胤が造営したもので、特に本殿は江戸初期の建築工法が残されており、県の重要文化財に指定されています。親子スギは樹齢600年と推定され、相馬中村藩の氏祖相馬重胤が元亨3年(1323年)に相馬郡に移封された頃のものと考えられます。

中村神社の親子スギ 名称
中村神社の親子スギ
所在地

相馬市中村字北町

中村神社

樹種 スギ
樹齢(年) 600
樹高(m) ①50.0    ②46.0
胸高周囲(m) ①8.2     ②3.8
胸高直径(m) 2.00
天然記念物


 中村城跡のフジ

中村城は、慶長16年(1611年)に相馬氏17代(相馬中村藩初代藩主)の利胤が築城したもので、相馬中村藩6万石の居城でした。城跡には、中村、相馬の両神社が鎮座し、黒橋、赤橋など情緒に富んだ散策地もあります。このフジは築城の記念として植えられたものと思われ、樹齢約500年の古木です。

中村城跡のフジ 名称
中村城跡のフジ
所在地

相馬市中村字北町101

相馬神社

樹種 フジ
樹齢(年) 500
樹高(m) 2.5
胸高周囲(m)
胸高直径(m)
天然記念物


 尾浜の下りマツ

西行法師がこの地に行脚した際にこのマツに傘などを掛けて休んだと伝えられ、その昔旅人の休憩の場として利用されたとものと思われます。以前は2本ありましたが、昭和46年(1971年)の道路拡張で1本になりました。樹下に当地の歌人松田亨の歌碑(「幹古りし松の垂り枝の親しもよ 潮ふくむ風に花粉を散らす」)があります。

尾浜の下り松 名称

尾浜の下りマツ

所在地

相馬市尾浜字細田

樹種 アカマツ
樹齢(年) 300
樹高(m) 7.0
胸高周囲(m) 2.20
胸高直径(m) 0.70
天然記念物


 椎木の種蒔きザクラ(権左衛門桜)

水稲の播種期に咲くことから「種蒔きザクラ」と呼ばれています。寛永年間(1624年~1644年)に椎木の青田権左衛門という人が参勤交代の帰途この桜の苗木を持ち帰って植えたと伝えられ、「権左衛門桜」とも呼ばれています。当地方の桜の中では最も古く、樹勢が衰弱の傾向にあります。平成19年度、緑の文化財保全対策事業(県費1/3、市町村費1/3補助)により支柱の交換工事を行いました。

椎木の種蒔きザクラ 名称

椎木の種蒔きザクラ

(権左衛門桜)

所在地

相馬市椎木字段ノ原240

樹種 ヒガンザクラ
樹齢(年) 350
樹高(m) 14.0
胸高周囲(m) 3.90
胸高直径(m) 1.30
天然記念物


 長命寺の大ツツジ

長命寺は明治5年(1872年)に坪田村から岩子の滝泉寺跡に遷座したと言われています。このツツジは明治4年(1871年)4月20日に植えたと記録され、この時既に樹齢200年を経過していたと言われます。春の開花期には薄紅色の花を一面に咲かせます。

長命寺の大ツツジ 名称
長命寺の大ツツジ
所在地

相馬市岩子字大迫

長命寺

樹種 リュウキュウツツジ
樹齢(年) 300
樹高(m) 2.8
胸高周囲(m)
胸高直径(m)
天然記念物


 物倉の大ツツジ

所有者は江戸時代中期の享保年間(1716年~1736年)から続く名家で、現在(昭和58年)は7代目に当たり、約250年経過しています。このツツジは当家の初代の時代に植えられたものと思われ、樹齢約300年と推定されます。春には紅色と濃紫色の華麗な花を咲かせます。

物倉の大ツツジ 名称
物倉の大ツツジ
所在地

相馬市山上字物倉

樹種 キリシマツツジ
樹齢(年) 300
樹高(m) ①3.0    ②2.5
胸高周囲(m)
胸高直径(m)
天然記念物


 旧寛徳寺のタラヨウ

タラヨウは「葉書の木」「郵便局の木」とも言われ、郵便局のシンボルの木となっています。葉の裏に尖ったもので字を書くと黒く変色することから、宛名と文を書いて切手を貼れば「郵便はがき」として使えるそうです。平成19年2月16日に、三つ叉となっている幹の1本が剥離し倒れてしまいました。

旧寛徳寺のタラヨウ 名称
旧寛徳寺のタラヨウ
所在地

相馬市小泉字根岸

樹種 タラヨウ
樹齢(年) 300
樹高(m)

19.0

胸高周囲(m) 0.84
胸高直径(m) 0.84
天然記念物


 八幡神社の夫婦スギ

平成14年台風21号により雄スギ(H=30m)が倒れてしまいました。

八幡神社の夫婦スギ 名称
八幡神社の夫婦スギ
所在地

相馬市坪田字涼ケ岡51

八幡神社

樹種 スギ
樹齢(年) 700
樹高(m) 38.0
胸高周囲(m) 2.10
胸高直径(m) 2.10
天然記念物


 諏訪神社の夫婦スギ

諏訪神社の夫婦スギ 名称
諏訪神社の夫婦スギ
所在地

相馬市黒木字諏訪前168

諏訪神社

樹種 スギ
樹齢(年) 500
樹高(m) 35.0
胸高周囲(m) 2.00
胸高直径(m) 2.00
天然記念物


 諏訪神社の大銀杏

諏訪神社の大銀杏 名称
諏訪神社の大銀杏
所在地

相馬市黒木字諏訪前168

諏訪神社

樹種 イチョウ
樹齢(年) 350
樹高(m) 16.0
胸高周囲(m) 1.20
胸高直径(m) 1.20
天然記念物


 諏訪神社の姥スギ

諏訪神社の大銀杏 名称
諏訪神社の姥スギ
所在地

相馬市黒木字諏訪前168

諏訪神社

樹種 スギ
樹齢(年) 500
樹高(m) 23.0
胸高周囲(m) 2.00
胸高直径(m) 2.00
天然記念物


 鹿島神社のモチノキ

藤橋紀伊守平泰嫡子、病におかされ同社迄、たちまち完治し、本社鹿島宮に代参せし報賽し、礼代として植樹した」と言い伝えられ、墓の守護木的存在となっています。

鹿島神社のモチノキ 名称
鹿島神社のモチノキ
所在地

相馬市石神字鹿島前22

鹿島神社

樹種 モチノキ
樹齢(年) 300
樹高(m) 7.0
胸高周囲(m)
胸高直径(m) 0.66
天然記念物


 都玉神社のサカキ群

推定樹齢250年のサカキが十数本あり、約40本が群生しています。サカキは四国、九州、本州の暖地の山林に自生する照葉樹の亜高木で、庭園や神社境内地等に植栽されていいます。関東南部以西が北限とされ、当地方で自生し群落を形成しているのはこの都玉神社境内地以外に見あたらず、非常に希少価値が高いものです。

都玉神社のサカキ群 名称
都玉神社のサカキ群
所在地

相馬市坪田字高松341

都玉神社

樹種 サカキ
樹齢(年) 250
樹高(m) 8.0
胸高周囲(m)
胸高直径(m) 0.13
天然記念物


 熊川の大イチョウ

根本から主幹と平行して2本の支幹が直立し、樹勢も旺盛で、地面に接するほどに枝葉が繁茂しています。高くそびえて目につきやすく、古くから馬場野地区の象徴として町内外の人たちに親しまれています。

熊川の大イチョウ 名称
熊川の大イチョウ
所在地 相馬市馬場字上薬師堂
樹種 イチョウ
樹齢(年) 500
樹高(m) 33.0
胸高周囲(m)
胸高直径(m) 1.84
天然記念物


 正西寺の大イチョウ

初夏にこの木の葉が繁茂する状況から田植え時期を判断したと言われ、「お田植えのイチョウ」と呼ばれ農民に親しまれてきました。寺及び地域の象徴として、現在も地域住民や参拝客に親しまれています。

正西寺の大イチョウ 名称
正西寺の大イチョウ
所在地

相馬市中野字北反町145

正西寺

樹種 イチョウ
樹齢(年) 600
樹高(m) 28.0
胸高周囲(m)
胸高直径(m) 1.78
天然記念物


 中州の松林

潮風により極めて奇抜な樹形を呈しています。県立公園内の保健保安林及び潮害防備保安林として、地域住民の生活に密着した公益的機能を発揮しています。藩政時代には管理人がおかれ、景勝地として大切に管理されてきました。現在も「双子松」「夫婦松」等の名の付く松が数多くあり、多くの観光客に親しまれています。

中州の松林 名称
中州の松林
所在地 相馬市岩ノ子字昼小屋
樹種 黒マツ等
樹齢(年)
樹高(m)
胸高周囲(m)
胸高直径(m) 0.1~0.6
天然記念物