南会津再発見
伝統料理「裁ちそば」について
檜枝岐村産業建設課
檜枝岐村は福島県の最南端に位置し、東は栃木県、南は群馬県、西は新潟県に接し、東北最高峰の「燧ヶ岳」等2,000m級の山々に囲まれ、村中心部の標高は939m、村全体面積の98%が山林という峡谷型山村で、平均気温9℃、平均積雪が2m近い県下有数の豪雪地帯です。
農業は、高冷地ということもあって、お米が実らず耕地が少ないためそばと野菜の栽培が主でした。そのため、昔から主食としていた「そば」の栽培が盛んに行われ、さらに数々の工夫を加え、おいしい「田舎・そば料理」が誕生しました。
その中でも村を代表する伝統料理とも言える「裁ちそば」は、つなぎ粉を一切使わない純正そばです。厚さ3mm程度にのばし十数枚を重ねて、生地を裁つように切るところから、「裁ちそば」と呼ばれるようになりました。
昔は、「裁ちそば」ができないとお嫁にいけないと言われ、また、うまく打てれば良妻として迎えられるとまで言われており、そば打ちは主に女性の仕事の一つに数えられていました。
現在では檜枝岐村の名物として、村内の食堂・旅館・民宿等で出されており、多くの宿泊客、観光客に喜んで頂いております。
また、当村では昭和59年度より観光イベントの一つとして「新そば祭り」を秋のそば収穫後に実施しております。他町村より先駆けて実施しており、今年で17回目を迎えます。一定の料金で“食べ放題”となっており「裁ちそば」はもちろん、そば粉で作った「はっとう」「やきもち」「でんがく」の他、昔、山で働く男たちの生活から生まれた料理で山菜、きのこ、山椒魚、岩魚等の山河の幸をふんだんに盛り込んだ「山人料理」(“やもーどりょうり”と読みます)もたくさん出され、またそば打ち名人の実演もあり、打ち立て・作りたての素朴な自然食の風情を味わうことができます。
さらに、村営の特産品センターそば工場でも、生麺・乾麺の「婿そば」や「花嫁そば」等、箱詰めのそば商品が作られており、県内外の観光客からお土産品として喜ばれております。
皆様も当村へ来る機会がありましたら、是非、檜枝岐名物「裁ちそば」をご賞味下さい。
![]() |