県南地方林業協会主催、県建設業協会県南支部共催の平成21年度森林土木技術研修会が平成22年2月25日(木)に棚倉町文化センター(倉美館)で開催されました。
県南地方林業協会会員のほか、県や市町村等の関係者約50人が出席し、森林土木工事における施工管理上の改善策や創意工夫、県オリジナル品種等きのこによる産地化の取り組みなどについて5つの発表があり、活発な意見交換が行われました。
発表者と発表テーマは次のとおりです。
・森林管理道「鍬木田一本木2線」の施工管理について
藤田建設工業株式会社 割栢 守
・復旧治山「一野沢地区」の施工管理について
矢祭建設株式会社 菊池 修一
・県オリジナル品種等きのこによる産地化の取り組みについて
県南農林事務所 山田 寿彦
・本数調整伐効果の検証〜本数調整伐の繰り返しで複層林
・混交林は出来るか(その2)
県南農林事務所 手代木 徳弘
・郷土種による法面緑化の取り組み(第2報)
県南農林事務所 掃部 康宏
第49回治山研究発表会が11月4日から11月5日の2日間東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。
当発表会では、全国から治山及び保安林事業の関係者が集まり、「治山計画、地すべりの取組」「緑化、森林造成・整備の取組」「斜面・渓流対策等の取組」「木材・現地発生材利用、環境への配慮等の取組」の4部門に分かれ、日ごろの調査研究の成果や、新しい技術・工法等計50課題の発表が行われました。
福島県の代表として当事務所の森林林業部手代木主任主査が発表した「本数調整伐施業指標の検証・・・・本数調整伐の繰り返しで複層混交林はできるか」が、「緑化、森林造成・整備の取組」の部門で最優秀賞を受賞しました。
日本治山治水協会と日本林道協会の主催による第25回民有林治山・林道コンクールで、県南農林事務所発注の工事が、林道工事部門において農林水産大臣賞、治山工事部門において日本治山治水協会長賞を受賞しました。
また、林道維持管理部門では西郷村の林道下羽太線での取り組みが日本林道協会長賞を受賞しました。
林道工事部門
・受賞区分:農林水産大臣賞
・受賞業者名:藤田建設工業株式会社(棚倉町)
・工事名:森林居住環境整備事業2001工事[鍬木田一本木2線]
・施工箇所:東白川郡塙町大字東河内地内
・工事概要:
自動車道 幅員4.0m、延長460.0m
治山工事部門
・受賞区分:日本治山治水協会長賞
・受賞業者名:株式会社兼子組 (白河市)
・工事名:地域防災対策総合治山事業2001工事[羽太地区]
・施工箇所:西白河郡西郷村大字羽太地内
・工事概要:山腹工0.42ha、土留工4基
林道維持管理部門
・受賞区分:日本林道協会長賞
・受賞者名:西郷村
・実施箇所:西白河郡西郷村大字羽太地内
・路線現況:下羽太線
延長2,323.3m、幅員3.0m
○日時:平成21年9月2日(水)〜3日(木)
○場所:1日目:新潟県妙高市(国立妙高青少年自然の家)、新潟県上越市
2日目:新潟県十日町市
○実施主体:県南農林事務所企画部
○参加者:グリーン・ツーリズム実践者、商工会、市町村
○取組内容
9月2日〜3日の1泊2日において、子ども農山漁村交流プロジェクトの受け入れ体制の整備や、グリーン・ツーリズム実践拡大による地域活性化を図るため、組織強化に向けた先進地視察調査を実施しました。グリーン・ツーリズム実践者や、商工会、行政担当者18人が参加しました。
1.1日目
(1)国立妙高青少年自然の家の取組について
国立妙高青少年自然の家湯浅事業推進室長より、「国立妙高青少年自然の家における長期宿泊体験活動の概要について」と題して、講演をいただきました。引き続き、妙高市農林課の丸山主事より、「妙高市グリーン・ツーリズムの概要について」と題して講演をいただきました。
(2)越後田舎体験推進協議会に取組について
越後田舎体験推進協議会事務局長の小林美佐子氏より、「越後田舎体験推進協議会の概要及び組織体制について」と題して、講演をいただきました。
2.2日目
(1)ワラリース体験
研修参加者によるワラリース体験を行いました。参加者はそれぞれ子供の頃を思い出しながら、無心になってワラリース作りを行いました。身近なワラを利用することによって、体験プログラムが作れることを学びました。
(2)まつだい芝峠温泉雲海における体験プログラムについて
まつだい芝峠温泉の関谷氏より、食体験プログラムの概要について説明いただきました。
○日時:平成21年8月11日(火)13時00分〜16時00分
○場所:JAしらかわ セレモニープラザ及びり菜あん
○実施主体:県南農林事務所
○対象者:一般消費者等
○取組内容
地域で生産されている農産物を知り、余さず上手く利用することは、地域農業の活性化だけでなく、食文化の伝承、環境付加の少ないライフスタイルにもつながります。そこで「地域の旬を知り、上手に使う術を知る」ことを目的にセミナーを開催しました。
セミナーは2部構成で、第1部は講演として、郡山女子大学の平出美穂子准教授より、旬の野菜を利用するメリットや古くから伝わる食品の保存方法、料理方法等について紹介がありました。平出先生自作の乾燥トマト、乾燥カボチャ等の試食もあり、参加者の興味を引きました。
その後、り菜あん店長の瀬尾英三氏より、り菜あんで取り扱っている野菜を題材に、トマトは9月下旬がおいしい、きゅうりはブルーム(粉ふき)きゅうりがおいしい等、その旬や選び方、おいしい食べ方について紹介がありました。
第2部では、親子を対象として、直売所の中を回りながら、旬をいかした献立を考えていただきました。参加者からは、サラダやスープ、カレーの他、トマトラーメン等斬新なアイデアも出されていました。
8月5日、東白川郡鮫川村にある江竜田の滝遊歩道にて、夏休み森林教室が開催されました。
東白川地方公民館連絡協議会・県南地方林業協会と共催で、郡内の小学生や保護者等217名を対象に、森林の持つさまざまな働きについて学んでもらうため、森林を散策しながら樹の名前あてクイズや木工教室などに挑戦してもらいました。
昨年度、森林環境基金により整備を行った森林を会場に、参加者は、夏の強い日差しも木々に遮られた林内で、川の流れなどに涼を感じながら、初めて聞く森林の話に聞き入ったり、間伐材を使ったイス作りに心地よい汗を流していました。
第32回福島県治山林道研究発表会が7月30日に郡山市の福島県農業総合センターで開催されました。
当発表会では、治山・林道及び保安林事業での調査研究の成果や、新しい技術・工法等の紹介などについて15課題の発表が行われ、当事務所からも2件の発表を行いました。
そのうち、治山部門で森林林業部手代木主任主査が発表した「本数調整伐効果の検証・・・・本数調整伐の繰り返しで複層林・混交林はできるか(その2)」が最優秀賞を受賞しました。
福島県の代表として11月に東京都で開催される治山研究発表会で発表する予定です。
福島県では、県が発注した工事の中から、新技術の開発や環境への配慮などに創意工夫が図られているもっとも優秀な工事について、知事が表彰しています。
平成21年度福島県優良建設工事の表彰においては農道部門及び治山部門で、県南農林事務所発注の工事が受賞しました。
農道部門は、ふるさと農道緊急整備事業で実施しており、集落と基幹的道路若しくは基幹的公共施設を結ぶ農道等を整備し、農村地域の定住環境の改善を図ることを目的としております。
なお、治山部門で受賞した工事は、地域住民が安全で安心な暮らしを守るため大きな効果を発揮しております。
・受賞業者名:株式会社あおい(須賀川市)
・工事名
:県営ふるさと農道緊急整備事業第2001号工事
・地区名:
白河市表郷金山地内
・工事概要:
農道工(舗装工まで)L=1,167.2m、全幅7m、 農道幅員5m
・評価内容:
本工事は、路床工から舗装まで単年度で実施する1工区(L=911.7m)と、舗装工のみを実施する第2工区(L=255.5m)に分かれており、路線内住宅及び農家に対し一部交通を解放しながらの施工となった。
冬期間の舗装打設に際し、請負者提案により、アスファルト合材温度適正保時を図るため、シートを二重にして運搬した。また、アスファルトフィニッシャーを2台用意し、アスファルトの打設時間の短縮を図り、中央部に打ち継ぎ目のない舗装面に仕上げることが出来た。
結果、工事成果の総合的な品質向上のための積極的な取り組み姿勢が、出来型、品質、出来栄え及工事施工状況ともに良好であり、極めて優秀である。
・受賞業者名:株式会社 兼子組(白河市)
・工事名:地域防災対策総合治山事業第2001号工事
・地区名:
羽太地区(西白河郡西郷村)
・工事概要:
山腹工 0.42ha
・評価内容:
本工事は、山腹斜面の拡大崩壊を防止する山腹工で、左右2箇所の崩壊地が下流で一体化するY字型の複雑な施工区域である。現場発生した伐根を基盤材とする緑化工は、チップ化の状況と吹付け厚さの管理に十分注意し、また、現地に適合する高木性樹種の種子配合を提案するなど、良好な施工状況である。木製の水路及び丸太柵は通りも良く地山に密着しており、山腹斜面の整地工と共に地山との擦付けも丁寧に施工されており、出来型・品質・出来栄えとも極めて優秀である。
○日時:平成21年7月24日(金)13時30分〜15時20分
○場所:ホテルサンルート白河
○実施主体:県南農林事務所企画部
○対象者:グリーン・ツーリズム実践者、農林漁業者、農林業・商工・観光関係団体、農業協同組合、市町村、県
○取組内容
平成21年7月24日、ホテルサンルート白河で県南地方農林業体験安全管理対策講習会を開催しました。県南地方の市町村の担当者やグリーン・ツーリズムを実践している団体、関心を寄せるNPO法人などから46人が出席しました。県南農林事務所企画部長が挨拶した後、県南農林事務所の西牧主査が「県南農林事務所の取り組み」について説明し、引き続き、特定非営利活動法人国際自然大学校理事長の佐藤初雄氏が、「農林業体験時の安全対策」と題して講演しました。
佐藤理事長からは、自然体験活動での事故の傾向や、安全対策としてのマニュアルの作成や救急法の習得、保険加入の必要性など具体的な方策についてお話いただきました。
○日時:平成21年7月17日(金)13時30分〜15時40分
○場所:ホテルサンルート白河
○実施主体:県南農林事務所企画部
○対象者:グリーン・ツーリズム実践者、農林漁業者、消費者、農林業・商工・観光関係団体、農業協同組合、市町村、県
○取組内容
平成21年7月17日、ホテルサンルート白河で県南地方グリーン・ツーリズム講演会を開催しました。県南地方の市町村の担当者やグリーン・ツーリズムを実践している団体、関心を寄せるNPO法人などから109人が出席しました。船木秀晴県南農林事務所長が挨拶した後、県南農林事務所の西牧主査が「県南農林事務所の取り組み」について説明し、引き続き、越後田舎体験推進協議会事務局長の小林美佐子氏が、「心に残るほんものの体験」と題して講演しました。そして、有限会社民宿たばた代表取締役関戸良一氏が、「アイデア一つで地域が元気になる」と題して講演しました。
二人の講師の方々からは、これまでの経緯や体験交流活動の内容や、事業を定着させていくためには地域一体となった取組みやアイデアあふれるプログラムが必要であるとお話いただきました。
○日時:平成21年7月8日(水)
○場所:喜多方市
○実施主体:県南農林事務所企画部
○対象者:農業体験受入れに興味のある方、グリーン・ツーリズム実践者、市町村
○取組内容
7月8日、県南地域における農林業・農村体験の受け入れ体制を整備するため、喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンターでの農業体験の受け入れ状況を視察しました。管内からは、農家の方々やグリーン・ツーリズム実践者、行政担当者22人が参加しました。視察当日は、品川区立小・中一貫校日野学園(小学6年生、中学1年生)173名が訪れておりました。参加者からは、「こういう受け入れのやり方であれば、初めての農家でもできるのでは。」、「農業体験受け入れの組織作りが必要」との意見が出されました。
○日時:平成21年6月26日(金)10時〜12時
○場所:白河合同庁舎大会議室
○実施主体:県南農林事務所企画部
○対象者:県(地方振興局、農林事務所、建設事務所、教育事務所)、市町村、国立那須甲子少年自然の家等の宿泊施設、グリーン・ツーリズム実践者、観光関係者計30名
○取組内容
平成21年6月26日、白河合同庁舎大会議室で、県南地方グリーン・ツーリズム推進会議を開催しました。最初に、事務局より、平成20年度及び平成21年度の取り組み内容、県南地方におけるグリーン・ツーリズムの今後の方向について説明を行いました。次に、参加者から、それぞれの取り組み内容や、課題等について様々な意見をいただきました。
農林事務所では参加者からのご意見を踏まえ、今後は、ワンストップ窓口作りを含めた受け入れ体制づくり、地域の核となるリーダーの養成、情報発信をさらに強化していくこととしております。
4月7日から14日にかけて、白河地方広域圏山火事防止対策協議会(会長 県南農林事務所長)の主催により、県南地方における山火事防止宣伝パレードが3回実施されました。
3月23日から5月6日までを春季山火事防止強調期間とし、統一標語「 見直そう 森の恵みと 火の始末 」のスローガンのもと、市町村、消防本部、消防団、森林管理署、森林組合、県南地方振興局、県南農林事務所が管内9市町村をくまなく回って広報並びにチラシ配布等を行いました。
山火事は、空気が乾燥し入山者が増えるこの時期に多く発生しており、発生原因の多くは野焼きなどの延焼、入山者等の火の不始末であるため、この宣伝パレードは地域住民へ山火事予防に対する意識高揚を図る重要な行事となっています。
森林保全巡視員の委嘱状交付式が4月3日に、県棚倉合同庁舎において行われ、県南農林事務所森林林業部長より、管内の市町村から推せんを受けた巡視員5名に委嘱状が交付されました。
森林保全巡視員は、貴重な森林資源の維持と自然環境の保全のため、年間を通じてパトロール活動を行います。