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今回の調査で明らかになった課題をヒントに新しい流通システムを構築した。 新システムでは、まず古殿町内の農林家が、林内で規格材を造材・仕分けし、4t車の入れる所まで運び出して一定量になった段階で地元森林組合へ連絡する。 次に森林組合では、その数量や所在地等を勘案しながら、トラックの空いてる時に検収・集荷する。 これにより、道路脇のスペースや農家の庭先などを、一時保管用の土場とすることができ、さらに運搬手段も含め、いくつもの課題を解決することができた。 この後、森林組合はトラックに満載した小径材を町内の加工工場に運び込み、加工工場では、ほぼ年中、量の制限無く定価で買取する。

この買取条件により、農林家は農閑期など都合の良い時に材を搬出し、ほぼいつでも安定した価格で販売することが可能となり、トータルでの収益向上が図られる。 かかる農閑期等の報酬は、普段なら収入が「0(ゼロ)」の時の報酬であるため、そのまま収益として計算できると考えられる。

この場合、2m材1本100円で売っても物品費30円を除いた70円が収支計算上の利益、つまり儲けになる。 また、3者間の取引は2m小径材を基本に、価格は農林家・組合間は100円/本、組合・工場間は110円とした。 この加工工場における買取価格は、従来の直接買取より高い設定となるが、検収された材を原木市場での購入価格より運搬費分安く買えることから、十分取引可能な金額であり条件であると判断している。 なお、この価格設定に際しては、林業普及指導員がすべてコーディネートし透明感を持たせた。
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