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| ふくしま食・農通信第52号(H20.12.12発行) 〜 郡山市の伝統野菜「阿久津曲がりねぎ」 〜 |
| 郡山市阿久津地区は郡山市の東部、阿武隈川東岸に位置する野菜生産の盛んな地区です。この阿久津地区で生産される「阿久津曲がりねぎ」は、特有の柔らかな食感と味の良さがあり、古くから郡山市民に親しまれているネギです。 |
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| 来歴 「阿久津曲がりねぎ」の起源は、明治30年頃(1897年頃)に武田鹿太郎氏(明治13年生)が富山の薬売りが運んできた種子(加賀ネギ群)を播いて栽培したのが始まりと考えられています。 このネギの中から阿久津地区の風土に適応したものが選抜されて行き、この形質が優れていたことから、この種子を郡山市内の種苗商が昭和初期に「阿久津一本太ネギ」、「郡山一本太ネギ」などとして売り出したことによって、地域全体に広まったと考えられています。 |
(表1)阿久津曲がりねぎの形質![]() |
| 来歴 ネギの形状が「曲がり」となったのは、阿久津地区の土壌が粘土が強く作土が浅かったことに由来します。ネギの軟白部分は土等で日射を遮ることにより作り出しますが、阿久津地区の土壌では作土が浅く軟白部の長さを確保しづらいため、夏期に掘り起こして斜めに植え替える技術(やとい)を取り入れ、 その結果、形状が曲がりとなり、特有の柔らかさと甘さが増すと言われる栽培方法が確立されました。平成17年度に「阿久津曲がりねぎ」の成分を分析したところ、一般のものと比べて糖度、 総アミノ酸量が多く含まれていることがわかりました。 |
![]() (写真1)「阿久津曲がりねぎ」の栽培 |
| 伝統野菜として 「阿久津曲がりねぎ」は品種登録こそされていませんが、優良種子を選抜・維持して栽培されてきたことから、優良な形質が固定されていると考えられています。しかしながら、生産者の高齢化などの理由により栽培面積が減少しています。 このため、郡山市阿久津地区の生産者12名により「阿久津曲がりねぎ保存会」が平成17年6月に設立され、郡山市、福島県農業総合センター・県中農林事務所などの支援により「阿久津曲がりねぎ」の保存活動やエコファーマーなど安全安心に向けた取組みが進められています。 |
![]() (写真2) 「阿久津曲がりねぎ」の出荷 |
| ■ 郡山市農業センターのホームページでも、「阿久津曲がりねぎ」の紹介や 料理レシピなどが掲載されています。詳細はこちら http://www.city.koriyama.fukushima.jp/icity/browser?ActionCode=genlist&GenreID=1108539002601 |
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