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 2005年11月号

○ 見たい!知りたい!消費者のための有機栽培見学ツアー
              
〜有機農産物販路開拓交流会〜

 10月1日、有機農産物販路開拓交流会「見たい!知りたい!消費者のための有機栽培見学ツアー」を、いわき農林事務所の主催で開催しました。この催しは、いわき管内の消費者の(かた)に栽培現場を見学して頂き、有機農産物への理解を深めることを通じて、有機農産物の販路拡大を図ることが目的です。
 当日は34名の消費者が参加し、双葉地方の有機栽培ほ場と直売所を見学しました。
 双葉町の、ふれあいふたば産地協議会直売所「よってみっせ」では、会長の木幡敏郎さんから直売所の取組みについて説明を頂きました。
参加者は、会員が丹精を込めた新鮮な野菜や双葉ならではの加工品等を思い思いに買い求めていました。
 浪江町ではレタスの有機栽培に取り組んでいる若月芳則さんの畑を訪ね、有機栽培の方法や苦労話などをうかがいました。参加者からは、害虫を防ぐ工夫、肥料の種類、普通のレタスと比較した味や栄養価などについて様々な質問が出され、活発な質疑が行われました。
 有機農産物を食材に使ったお弁当と有機栽培のお茶で昼食を()った後、最後に富岡町で水稲の有機栽培に取り組んでいる渡辺伸さんの田んぼで、刈り取り間近の稲を見学しました。渡辺さんは、「草取りがとても大変」「生き物が大変多い」「燕が田んぼの上をよく飛ぶ」などと話され、参加者は大変感銘を受けた様子でした。
参加者からは「有機JASマークは知らなかったが、これからは買い物のとき気をつけて探してみます」「有機農産物のお弁当が大変美味しかった」などの意見があり、有機栽培に対する関心が高まり、いわき地方での有機農産物の生産推進が望まれるところです。

ふれあいふたば産地協議会直売所
「よってみっせ」(双葉町)
水稲の有機栽培(富岡町)
レタスの有機栽培(浪江町)
○野生きのこ採取・鑑定会を開催しました!

 10月4日、いわきの里「鬼ヶ城」において、いわき農林事務所主催による「野生きのこ採取及び鑑定会」を開催しました。
 小雨が降るあいにくの天気でしたが、いわき市林務(りんむ)課や保健所、いわき農林事務所の職員など23名が参加し、鬼ヶ城周辺の山林において39種の野生きのこを採取しました。
 鑑定会には、福島県林業研究センターの松崎専門研究員を講師に招き、図鑑による同定作業及び講師による鑑定が行われました。採取したきのこの中には、ハツタケやアミタケなどの食べられるきのこだけでなく、誤食による食中毒の事例が多いクサウラベニタケなどもあり、講師が参加者に注意を喚起していました。

きのこ鑑定会の状況  
○ガーデンシクラメン出荷中!
 〜コンテナ、ハンギグなどの寄せ植え付けにどうぞ〜

 いわき地方の鉢花生産の中心であるシクラメンの出荷が盛んな季節となり、今年も鮮やかな色合いで冬を彩ってくれることでしょう。
 しかし、ここ数年のシクラメンの市場単価は下落傾向にあり、お歳暮やクリスマス向けの大鉢シクラメンは苦戦を強いられている状況です。今回は、このような中、積極的に生産されるようになった「ガーデンシクラメン」についてご紹介します。
 「ガーデンシクラメン」は、ミニシクラメンと同様の品種で原種に近耐寒性があり、屋外でも十分育つものです。最近では、9月頃からパンジーや葉ボタン等と同じように苗物として出回っており、寄せ植えにも最適です。
 ただし、霜にあたると凍みて痛んでしまうので、プランターやコンテナに植えて軒下等に置くのがおすすめです。寒さが本格的になる前に植え付けて寒さに慣らし、寒さ厳しいときは室内に入れ保温するか、霜よけをするとよいでしょう。 
 ガーデンシクラメンは、中〜大鉢シクラメンと比較して、鉢替えの手間や暖房の必要がなく、効率的・大量に早く出荷できるため、積極的に生産されており出荷量も増えてきています。
 鮮やかな色合いで冬を彩ってくれるガーデンシクラメンを身近で楽しんでみてはいかがでしょうか。価格も一鉢200円程度と手ごろで大変お求めやすくなっています。

寄せ植えに最適な「ガーデンシクラメン」
○渡辺小「田んぼの学校」その7 〜稲刈りとハセ掛けで実りの秋を実感〜

  9月28日、いわき市渡辺町で今年7回目の環境教育事業「田んぼの学校」が開催され、渡辺小学校の5年生21名が「ハセづくり・稲刈り・ハセ掛け」を行いました。
 はじめに、児童達が挑戦したのは、刈った稲を掛ける「ハセ」づくりで、台木を2〜3本組み合せ、その上にハセ木を渡し、稲を掛けたときにも倒れないように、児童達は真剣に縄を結んでいました。
 ハセが無事にできあがると、稲刈り作業に入りました。稲刈りはほとんどの児童が初めての体験で、それぞれの家から持ち寄った年季の入った鎌を使って、1株ずつ手刈りし、4〜6株まとまると、ワラで結んで束にする作業です。台風等の影響で稲の一部が倒れ、穂先と根株が入り乱れている場所もあり、児童達も地元農家の方々も大変苦労していましたが、一粒の米でも無駄にはできないという気持ちで、頑張って刈りとっていました! 
 刈り取った稲の束は、ねじってハセに隙間なく掛けていきました。
 稲刈りの終わった田んぼには案山子(かかし)がポツンと残されましたが、これからもハセ掛けの稲を守ってくれることでしょう。
 次回は、昔ながらの農機具と現代の農機具を使った脱穀作業です!


収穫を喜ぶ児童達! 
みんなで楽しくハセ掛け
○2005東北(とうほく)子供サミットin仙台に渡辺小が参加!

 10月1日、「2005東北(とうほく)こどもサミットin仙台『未来へつなごう!水土里はみんなの宝物』」が仙台市で開催され、渡辺小学校の5年生5名が本県代表として参加しました。
 サミットは、農業・農村の多面的な機能について広くPRするため、東北農政局が開催しており、総合学習等で農業について学んでいる小学校が東北6県から一校ずつ参加して行われました。
 事例発表では、代表の児童2名が環境教育事業「田んぼの学校」の活動を通して、冬期湛水でイトミミズ等の生きものが増え土が肥沃になることを学んだり、田んぼの中での運動会でどろんこ遊びを楽しんだこと、地域の方々とのふれあいを通じて感じたりしたことなどについて、発表しました。
 発表後、最近注目されている冬期湛水を実施した点や田んぼで遊んだ点について、司会の方から「すばらしい」との言葉を頂きました。また、他県の小学校からも、「当校ではやむを得ずわずかに除草剤を使ったが、渡辺小はぼかし肥料だけで除草剤を全く使っていないのは、すごい!」との話をいただきました。
 パネルディスカッションでは、「自分たちの地域の環境をどう思うか、また将来どうあってほしいか」というテーマで意見が交わされ、渡辺小の児童は「みどり豊かな今の良い環境を将来も守っていきたい。」と意見を述べていました。
 参加した児童は、他県の小学校の取り組みも熱心に聴き、「今回参加できなかった友達に伝えなきゃ!」と大変刺激を受けた様子でした。

渡辺小の事例発表!
パネルディスカスションの様子
○ 第11回いわき市児童生徒木工工作コンクールが開催されました!

 9月10日、11日の2日(かん)、「第11回いわき市児童生徒木工工作コンクール」の展示会が、木の良さの再発見と児童生徒の造形能力の発達を目的に、福島県木材青壮年協会いわき支部の主催で、いわき市平のフジコシ・スーパーセンター谷川瀬(やがわせ)店において開催されました。
 コンクールには、市内の小学校39校から920点の応募がありました。
 最高賞のいわき農林事務所長賞(特選)には、枝を巧みに活用した中央台東小学校3年生の穴澤快くん、穴澤(ゆい)くんの共同製作作品と、木の持つ質感を活かした平第一小学校6年生の草野琴音さんの作品が選ばれました。
 自然木の風合いを活かした作品や独創性あふれる大人顔負けの木工作品に、会場に訪れた大勢の親子連れや、買い物客は感心しながら見入っていました。
 今回、特選、(きん)賞、銀賞に選ばれた優秀な作品は、9月13日から小名浜のいわき・ら・ら・ミュウで展示された後、10月22日、23日には福島県林業祭、11月5日、6日にはいわき産業祭において展示され、来場者の目を楽しませていました。

穴澤快さん、穴澤(ゆい)さんの共同製作作品
○ いわき地方管内林業関係者が多数受賞! 〜福島県林業コンクール等〜

 10月22日、福島県林業コンクール等の合同表彰式が、福島県林業祭の関連行事として郡山市のホテルバーデンで行われました。
 いわき農林事務所管内からは、福島県林業コンクールの造林技術部門で佐藤昌直さんが福島県知事賞を、福島県森林組合連合会良質材展示会では、磐城造林株式会社が林野庁長官賞を、中寺共有林が福島県知事賞を受賞されたのをはじめ、次のとおり多数の方が受賞されました。

◎福島県林業コンクール
・造林技術部門 福島県知事賞 佐藤昌直氏
・枝打技術部門
 福島県木材協同組合連合会長賞
  室井重与 氏
 福島県木材協同組合連合会長賞
  大竹利一 氏
・間伐技術部門
 福島県木材協同組合連合会長賞
  蛭田 一 氏

◎福島県森林組合連合会良質材展示会
・林野庁長官賞 磐城造林株式会社
・福島県知事賞
  中寺共有林 代表 草野信也 氏
・関東森林管理局長賞 三森武雄 氏
・福島県森林組合連合会長賞
  株式会社緑川材木店
◎福島県学校関係緑化コンクール
・学校環境緑化の部(小学校)
 福島県都市公園・緑化協会理事長賞
  汐見が丘小学校
・学校環境緑化の部(中学校)
 福島県森林組合連合会長賞
  植田東中学校

◎きのこ品評会
・生しいたけの部(栽培技術部門)
 (財)福島県きのこ振興センター理事長賞
  松崎 正一郎 氏
・乾しいたけの部
 福島県森林組合連合会長賞
  新妻 衛 氏

・なめこ・ひらたけの部
 全国農業協同組合連合会福島県本部長賞
  鈴木 克巳 氏
                              
表彰式での代表者謝辞
きのこ品評会展示状況