アユ種苗評価調査

平成11〜17年
従来、放流種苗は琵琶湖産系人工でしたが、冷水病により大量に流下するようになりました。
対策として冷水病に強いとされる海産系種苗の生産を始めました。同時に放流効果について検証し、海産系は大きな流下はなく放流効果が期待できることがわかりました。

平成18〜19年
解禁時に釣れる種苗として、他県産の種苗が有効か検討しました。その結果、県内産種苗で代替できると考えられました。

平成20〜21年
県で6系統を生産していますが、遡上性については全国で同一基準での評価方法が確立されているのに対し、攻撃性については十分検討されていませんでした。
このため攻撃性の評価方法について検討し、従来と比べ、時間、労力、費用を低減した方法を開発しました。
また、系統によって成群性が異なることが示されました。

21年の攻撃性試験
8月に、太平洋系(F7)、ダム湖系(福島F5)、日本海系(秋田F11)の攻撃性を比較しました。
同系統同士を水槽に2個体ずつ収容し、10分間の攻撃回数の合計を記録しました。
試験の様子は以下のとおりです(wmvファイル、 447〜456KB)。

拮抗している様子(攻撃せず泳いでいる)
拮抗している様子(お互いに攻撃している)
攻撃している様子(一方的に攻撃している)
攻撃している様子(負けた方は隅に追いやられている)

この結果、攻撃性は、ダム湖系>日本海系>太平洋系であることが示されました(下の図)。

21年の成群性試験
7〜8月に、太平洋系(F7)、ダム湖系(福島F5)、日本海系(秋田F11)の、攻撃性試験実施前の蓄養中の行動を記録しました。
太平洋系は水槽全体に広がっていました。
ダム湖系は濃密な群れを作る傾向がありました。
日本海系は表層に浮くものが多く、群れの中でも攻撃行動がみられました。

試験の様子は以下のとおりです(wmvファイル、1023〜1168KB)
90度傾いていますが御容赦ください。映像左側から注水しています。

太平洋系の様子
ダム湖系の様子
日本海系の様子



アユ遊漁者意識調査

県内各漁協でのアユ遊漁券販売は減少傾向ですが、遊漁者が何を求めているかを把握し、今後の効率的な種苗放流につなげる必要があります。
18年は遊漁者の満足度に対し、魚の大きさ、釣れ具合、遊漁者の移動距離、年間釣行回数がどういう影響を与えているのかを検討しました。
19年は、釣行の際に河川を選ぶ要因について調べました。

18年の結果、釣行した際の満足度を決める要因は「数が釣れること」と考えられました。
19年の結果、釣行前に川を選択する要因としてはこの他に「魚がおいしいこと」「魚体がきれいなこと」「移動距離・時間」があると考えられました。

平成18年度の結果はこちら(pdfファイル:170KB)

平成19年度の結果はこちら(pdfファイル:181KB)


トップに戻る