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裸族といわれる人たちとの出会い
こんにちは。岡田麻紀(おかだまき)です。 私は12,1月の二ヶ月間、バヌアツでの最後の夏休みだったのですが、バヌアツの国内の離島を一人でまわって来ました。火山に登ったり滝を泳いだり川で魚を釣ったりと自然に囲まれての生活でした。中でも一番の出来事になったのは、いわゆる裸族といわれる人たちと3週間生活してきたことでしょうか。
つまり、私たちが着る様な洋服を身につけず、女性は葉っぱでできた腰みの、男性は木の枝の皮を裂いたものを身に付けるといった具合です。電気ガス、シャワー、そういったものがないだけではないのです。なんと、トイレットペーパーがないだけでなく、その村にはトイレ自体がないのです。トイレに行きたくなったら森林に行って用を足すのです。大雨の日でもトイレに行くのは避けられません。びしゃびしゃになりながら、そして泥だらけのぬかるみで滑って転びながらもようを足しにいきました。
本当に、自然と一体の生活でした。 その村にはお金が一円もないのです。お金がないのでもちろんお店なんて一軒もありません。町にから何十キロも離れた山のてっぺんにその村はありました。家は竹と木でできていました。寝るときはもちろんマットレスなんてありません。ココナツの葉で編んだ薄っぺらのマットをひいてそこに寝るのです。マットレスに寝なれている私は、その固くでこぼこした床の上で寝るのが一苦労でした。毎日大げさではなく、寝るまでに4,5時間はかかりました。寝心地が悪いどころの話ではありません。雨が降ったら雨もりです。冷たくたって文句を言っても何も始まりません。雨にぬれながら寝たのは人生で初めてでした。
そこで生活している人たちと同じ様に、私も腰みのをつけて生活しました。あれって意外に重いのです!男の人は前だけ木の皮で隠しておしりの部分は隠されてません。
その姿でサッカーをする姿は笑ってしまいました。
その村は山のてっぺんにあるのです。生活のうえで大部分を占める畑仕事は、それはそれは大変でした。畑に行くまでに、いくつもの崖をくだって登らなければいけないのです。もちろん私も何度も崖を上り下りしました。石だらけ、泥だらけ、そしてすごく急なのです。もちろん靴なんて履けるわけがありません。薄っぺらいビーチサンダルだけで、よく怪我をしなかったなあと思います。雨が降っていたらビーチサンダルはすべるので裸足になりました。裸足で森の中を歩き、崖を登りました。辛いなんていっても誰も助けてくれませんでした。足が棒のようになっても、一歩一歩踏み出さなければいけませんでした。
今回の旅で、色々なことを学びました。私は自分でも理由はよく分かりませんが、ずっと一度は裸族の人と生活したいと思っていたのでそれが果たせたことが嬉しいです。文明の利器から離れて、地球の生まれたままのすがたを一度みたいと思っていたのだと思います。今の日本、そして世界の原点の姿がその村にあったように思います。
人生を大きく変えるような体験となりました。
2004年3月19日
岡田 麻紀 (13年度1次隊 体育 郡山市出身)
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