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「手で話す」ほど会話好きなバヌアツ人 バヌアツの人々は人と会話することが本当に好きである。道端で知り合いにすれ違うと必ずといっていいほど立ち止まり握手を交わし(フランスの文化の影響)、その後、必ず会話を楽しむ。時には男性同士でも握手をしたまま手をつなぎながら会話していることもある。
私の毎日の生活の中での娯楽といえば、近所の人との会話が最も楽しいといえる。ここには日本のようにテレビもゲームもないので、人と会話しているときがとてもリラックスでき豊かに時間を過ごせる。芝生の上にマットを敷き、何時間でもおしやべりが続く。
またある日私は、かなり離れた距離にいる人同士が絶対に言葉は届かないはずなのに会話している姿を何度か目にした。どうやって会話しているのだろうと不思議に思っていたが、その光景は特別なものでなく、学校の中でも遠く離れた生徒同士や先生同士が日常的に遠く離れた場所で会話をしているのだ。私は一人のバヌアツ人教師に、そんなに離れているのにどうして会話ができるのかを聞いてみた。その教師が言うには、手を使って会話しているのだという。この手を使っその会話の方法は、ほとんどのバヌアツ人が知っているという。
日本のように「手話辞典」のような立派な本が存在するわけでもないのに、日常的に手を使って会話するバヌアツ人の姿から、この国の人々が本当に会話好きであることが伺える。また、限りなく広い畑などで作業するこの国の人たちにとっては、昔から遠く離れた場所でも会話をする必要があったのだろうか。
今後この「バヌアツ的手話」も身に付けたいと思っている。
岡田 麻紀
(13年度1次隊 体育 郡山市出身)
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