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シェンクワン県について


気候:

 私の活動しているシェンクワン県はラオスの北部に位置し、標高は1100m〜1200mです。標高が高いため、ラオスの避暑地と言っていいほど涼しく、乾季は10度以下まで冷え込みます。
  去年はここ10年の中で最も寒かったらしく、10月ですでに6度まで下がったそうです。コート、マフラー、手袋はシェンクワンでは必需品です。
  最も暑くなる時期はある程度暑くはなるのですが風があるため、それほど暑いと感じず、とても過ごしやすいです。

       
 とても景色が良く、謎の壺がたくさんある場所です。


自然:

 シェンクワンは景色がとてもきれいです。周りは山に囲まれていて、休日はゆっくり山を眺めながら散歩したり、ジョギングをしたり、本を読んだりしています。松の木があちこちでみられるのはラオスではシェンクワンだけのようです。


民族:

 シェンクワン県には山岳民族が多く存在します。特にモン族が多く、シェンクワン県の約40パーセント近くの人がモン族だそうです。
  私の配属先の学校もモン族の生徒が多く、良くモン族語を耳にします。街でもモン族語が飛び交っているという光景は珍しくはありません。
  ラオス語とモン族語は全然違って、ラオス語でこんにちは″を「サバイディー」というのに対してモン族の言葉では「ニョージョン」といいます。

  また、ラオスではもち米が主食とされているのに対してモン族はうるち米やトウモロコシが主食というように、生活習慣や食べ物に関しても違いがあるようです



食べ物:

 シェンクワンの食べ物はとても美味しいです。お米も他の県に比べて美味しく、米からできた麺、フーはビエンチャンに住んでいるラオス人がお土産に買って行くほど美味しいです。
  また、シェンクワンではまつたけ、くり、梨などがとれます。これらはシェンクワンでしか取れなく、それだけシェンクワンは日本に似た気候なのだと感じています。
 シェンクワンではつばめが有名で、他県の人はお土産に良く買って帰ります。つばめは焼いたり揚げたりして食べるそうです。

シェンクワンには不発弾が多く存在します。未だ処理をしている光景を目にします。そんな不発弾の殻を柵や家等の支えとして使用したり、殻を鉢として利用してねぎを育てたりしている光景はラオスの人の強さというかたくましさというかそういったものが感じられます。


 ラオスにはとても心温かい人が多いです。

  パーティーやお食事会で関係のない人までその場にいるという日本では考えられない光景を良く目にします。親戚同士や家族同士はもちろん人と人との結びつきがとても親密であると感じています。
  外国人の私に対しても大家さんは家族の一員のように私を迎えてくれます。たまたま食事中に通りかかった時に一緒に食べようと声をかけられることも多々あります。


 また、ラオス人はとにかく「ボーペンニャン(気にしない、大丈夫)」精神です。
コト―(すみません)という言葉はほとんど耳にせず良く耳にするのはボーペンニャン。とにかく何があってもボーペンニャンです。
  ラオス人はよく約束の時間に遅れてきます。30分や1時間は普通で、そんな時でもボーペンニャンです。日本ならいらいらとするようなことが、ラオスではボーペンニャンの一言で片づけてしまう、そんなラオス人の心の広さが感じられます。


原田 美波
(22年度1次隊 理数科教師 シェンクワン県教育局 会津美里町出身)  

 
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