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グアテマラ共和国

みなさん。こんにちは。

昨年4月8日に日本を立ち、グァテマラのシャーガス病対策のプロジェクトに参加して、1年もの歳月がたちました。生活に適応すること、仕事の環境に慣れる事など、いろいろ挑戦しなければならなかったことが実際は多かったと思います。しかし、振り返ってみると、とても早く過ぎたように感じます。生活面で私の幸運だった点は、配属先から紹介された住居がなかなか良かったことです。別に豪華ではなく、粗末なブロック造りで、トタン屋根なのですが、同僚の家の屋上に、小屋のように立っています。眺め、風通しがいいこと等の他に、防犯面で比較的安心できる点が気に入っています。夕立や夕焼け、椰子の木等、まさに中米と言う感じの風景が眺めることができます。しかし、日中は屋根が直射日光を浴びて、室内が暑くなりますので、シャワーを浴びて我慢しています。気温は高いのですが、湿気が無いためか日本ほど不快ではありません。体調も着任直後に1週間ほど下痢をした以外はたいした病気もせずにすみました。

私の任地、エル・プログレッソのシャーガス病対策計画も、これまでの媒介虫の生息分布調査中心から、媒介虫根絶のための殺虫剤散布に比重が移ってきました。
シャーガス病は根本的な治療薬もワクチンも無い病気ですので、殺虫剤散布活動をしていると、調査業務より、やりがいを感じます。殺虫剤散布は、媒介中に汚染された村落の全ての家屋を対象に行います。散布作業員たちと同じ制服を着て、同じ食事をして活動していると、職場の同僚との一体感を感じます。散布作業のため、村に泊まったときがあったのですが、外国人が珍しいのか、夜、休んでいたら大勢の村の子ども達が覗きにきたことがありました。

殺虫剤散布の前の打ち合わせ風景

現在、仕事は、殺虫剤散布作業への助言指導や、シャーガス病についての啓蒙集会開催、グァテマラ厚生省にいるJICA(ジャイカ)専門家と、県レベルの調整業務が主な業務です。教材やチラシ製作などの面で、他県のシャーガス対策隊員や専門家と意見交換をしたりします。

今までは野外での調査業務に参加する事が多かったのですが、最近は事務所で書類仕事をしている時が多くなっています。今は、各村落で啓蒙活動をどう展開するか、現地のスタッフと計画を練っているところです。当地の村落は、行政上の"村長さん"にあたるような人がいない等、いろいろと日本でいう"村"とは違う点が多く、現地スタッフの、意見や知識に世話になっています。

まだまだ、語学力などの面で勉強しなければならない点も多いと感じています。ただ、一定の会話能力がついたことで、仕事以外でも市場(いちば)での買い物や、乗り物に同席した人との会話等、多少、自分の世界が広がったように思います。
 あと1年ですが、初心をわすれず、活動して行きたいと思います。とくに、治安、事故には気を付けたいです。秋に大統領選挙が予定されており、例年よりも注意が必要といわれています。私の任地は、田舎の小さい町ですので、治安は比較的良いのですが、交通事故と野犬には注意する必要を感じています。笑っても泣いてもあと1年。慎重(しんちょう)かつ迅速に活動して行きたいと思います。

2003年4月

秋山 剛
(13年度3次隊 感染症対策 エル・プログレッソ保健管区事務所 郡山市出身)

 
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