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日本語教師夏季集中講座

拝啓 例年にない県内の寒さもようよう緩み始めた頃と推察致しております。

在亜9ケ月目に入ったここミシオネス州も、40度前後の連日から曇りと雨の日々を繰り返しつつようやく盛夏の終わりを感じさせる気配となりました。とはいへ、沸き上がり、来たり去る亜熱帯の雲の雷雨を伴う烈しさは一向に衰えを見せません。



標記の講座が8年ぶりで地方開催となり、地方担当のシニアボランティアは小生だけで、それで「わがミシオネス州」は州都ポサーダスで開催、初日の講義(90分)も従って小生が、といった次第となってしまいしまいた。手元にもまったくといっていいほどの資料・参考書等ないままの1ヶ月ほど、家内の協力など得て、講義録・掲示物などの準備。漢字から片かな・ひらがなの作成法、仮名の日本文化に及ぼした力、漢字と仮名の二重使用の便利さと不便、明治期における日本の学者による近代国家・近代社会形成の基となった概念語の造語。その中国への流入→中国近代国家への影響、2千近くあるそれら概念語(漢字で創ったもの)<例:学校・社会・経済・哲学・環境等>を日本人が創ったものと、日本人も中国人も知らない等、和字・国字以外の造語力が近代化の礎となったこと。外国人名・地名等の表記における中国での漢字と日本の片かなとの便不便など例示して、文化の吸収は結局、そのネイティブを通しての文化である。
スペイン語と日本語とを通してという二重言語を通してのみなさんの文化吸収はより広く深く重層的な物事の理解が得られるすばらしいことだ、ということで終えました。後日、アンケートで好評を得られ、何とか任を終えたものとほっとしております。

KYORENいんふぉ
「KYORENいんふぉ」に講座の記事が掲載されました。
クリックすると大きな画像を見ることができます。

 

ハルディン・アメリカ市の移民祭(11民族)時に、わがアルトパラナ族の女子生(3世)のデモンストレーションと「日本店」の写真です。婦人部の方々が数週間かけて作った「もじぢ」に大使館からお借りした提灯50個に「歓迎」の札(小生が書きました)。店員方は全員法被姿で、これらが飾り付け部門で最優秀賞受賞。また料理の部ではチャーハンにヤキトリ、海苔巻に稲荷寿司が、途方ともない量の肉主食のこの国の人たちのヘルシー志向とうまさと安さと相俟ってか、これまた最優秀賞を頂きました。何事も大まかな人々に大受けでした。

 

(日系社会シニア・ボランティア 日本語教育 若林藤男 会津若松市出身)

 
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