| ■ 私の行ったことのある中国での博物館 特集(2) |
蘇州博物館
蘇州は中国「全国歴史文化名城」のひとつであり、また、明清時代に造られた江南式庭園群はユネスコの世界文化遺産にも指定されている。
2006年蘇州博物館の新館がオープンした。その建物は入り口のホールから西館と東館と分かれ、自然の光と影の利用を十分考慮しながら、蘇州特有の江南式庭園の要素をデザインに入れた建築で非常にすばらしい。
蘇州博物館新館のデザイナーは世界的に有名な建築家貝律銘である。彼は蘇州の出身で、そして、子供の頃、一族と一緒に今世界文化遺産に指定された有名な観光地「獅子林」という庭園のある屋敷で暮らしたそうだ。そのため、故郷の博物館のデザインには非常にうまく江南式庭園の要素を入れたと思った。
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浙江省博物館
浙江博物館は歴史文物をメインにした綜合的な人文科学博物館である。場所は省都の杭州に位置し、杭州の景色が美しい西湖の近くにある。
博物館内では、陶器や工芸、古銭、書画などに分かれて、およそ10万点の文物が収蔵されているそうだ。
もっとも特色あるのは紀元前7000年の河姆渡遺跡から出土の品、漆の碗のかけらであった。そんな遠い昔の人はすでに漆の技術を持っていたと感心及び不思議に思ったりする。
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陝西省歴史博物館
陝西省歴史博物館は唐の建築様式にならって造ったものであり、陝西省の悠久な歴史と輝く文化を象徴できる博物館でもある。
博物館の敷地面積は65000u余り、建築面積は60000uで中国最大級の、現代的な歴史博物館。
所存の文物は37万点以上。古代人が使った、芸術性の高い彩陶器皿、周代の繁栄を示す青銅器、秦代の統一の気運を感じさせる青銅の剣、兵馬俑など、さらには封建時代の栄華を極めた唐代の金銀器、唐三彩などが展示されている。
昔13の朝廷が中国の都を陝西省の西安に置かれ、その誇りのある輝かしい歴史はこの歴史博物館の展示により、しみじみと感じられる。
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| ■ 私の行ったことのある中国での博物館 特集(1) |
1.中国国家博物館(北京)
中国国家博物館は中国北京市の天安門広場東側に位置する総合博物館である。2003年以前は同一建物に「中国歴史博物館」と「中国革命博物館」という別の博物館が設置されていたが、2003年に合併して国家博物館と改編された。国家博物館に所蔵されている宝物のうち、最も貴重な文物には、殷代の現存する最大の青銅器・司母戊鼎、漢代の金縷玉衣などがある。私に最も魅力的なところは、中国の歴史教科書に掲載されている文物はここで常に見られることだ。国家博物館は2007年からの改装と設備更新の工事が終わるまで一時閉館となっている。
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2.湖北省博物館(湖北省武漢市)
湖北省博物館は省の総合博物館として1953年に設立され、武昌の緑の豊かな東湖のほとりに位置している。展示内容は湖北省各地での出土品を中心に、陶器、青銅器、漆器、兵器、古代楽器、金玉器などが展示されている。中では1978年に湖北省随州で発掘された戦国時代曽侯乙墓(そうこういつぼ)の出土品は必見で、もっとも有名なのは、「世界の絶唱」の誉れ高い曽侯乙墓の編鐘、編磬である。湖北省博物館の魅了点は、同博物館内には、「古代楽器演奏ホール」が設置されているところだ。入館者は心ゆくまで、曽侯乙墓の編鐘、編磬(「磬」は、玉や石で作った打楽器)などの複製品が奏でる古代楽曲や現代の国内外の名曲を楽しめる。子供の頃、私は一人の入館者として自分でそれらの楽器の複製品を打ったり、弾いたりすることが、面白くて、今でもよく覚えている。しかし残念ながら、今は入館者自らの演奏はできないようだ。
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3.首都博物館(北京)
首都博物館新館プロジェクトは、北京市政府が建設費用123億元を投資して進められたものだそうだ。首都博物館は建物の総床面積は6万2800平方メートルで、地下2階、地上5階建て、びっくりするほど立派な現代的な建物である。館内は、通史展示室、特別テーマ展示室、会議室、文物庫などのスペースに分かれているほか、臨時展示ホールとマルチメディアのデモンストレーションホールなども設置されている。私の行った感想は一流の現代博物館と実感し、昔の北京地域の風俗に関する展示が面白い。
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| ■ 孔子学院 |
孔子学院は中国と外国が協力して開かれた非営利的な教育機関であり、世界各国の人々の中国語学習の需要に応じて、中国語と中国文化への理解を増進し、中国と世界各国との教育や文化の交流協力を深めるという役割を果たす機構である。
2004年世界で初めての孔子学院が韓国のソウルに設立された。2009年10月までに、世界で500ヶ所以上の孔子学院や孔子学堂が建設された。2005年10月日本最初の孔子学院が立命館大学に設立された。その後、東京や大阪など孔子学院がそれぞれ設立された。
中国政府は世界に、歴史の長い中国の言葉と文化を世界へ発信するため、孔子学院を設立する考えを打ち出したのである。
千年以上前に日本は留学生を古代中国に派遣し、中国の言葉と文化を学ばせた。現在、中国は日本へ留学生や研修員を派遣し、日本の文化や先進な科学技術を学ばせる一方で、日本の一部の大学と中高校で中国語の課程が開設される。そして、今、民間の中国語学校や中日国際交流イベントなどの看板も日本の街のあちこちに見られる。





