choubo 2006.11.15
中国情報

   
 


 中国のチャイナドレス


中国のチャイナドレス


 旗袍の旗は、清代の満州人と蒙古人を合わせた呼称の旗人から、そして袍は中国式の長い上着を意味します。つまり旗袍とは旗人(清朝の武士階級)の衣服のことです。原初的なスタイルは、明代末期の中国東北部(旧満州)の遊牧民族の服といわれています。現在のように体の線を強調するものではなく、ゆったりとしていました。またスタイルも一つだけで、筒袖で、前身ごろ(襟からフロントにかけて)は右で合わせるタイプだけでした。
 この旗袍が一般の女性に流行し始めたのは、旗袍が着られるようになってほぼ百年を経た清の乾隆年間(1735〜95)からです。ウエディングドレスとして旗袍を着る女性が現れ始めたのです。この旗袍は最初の頃のものと違い、ウエストラインがタイトに強調されるものになりました。また丈もやや短くなり、より活動的なものへと変化しました。
 清朝崩壊後の中華民国成立時には、旗袍の上着とスカートといったツーピースの組み合わせも現れ、よりおしゃれに変化しました。以前チャイナドレスは普段着として着用され、外見を美しく着飾るためだけの服でしたが、今では自分の努力で得た社会的地位、知識、また自分の価値観を表現する方法としてチャイナドレスを選びます。今はチャイナドレスも礼服として着用されることが多くなり、ウェディングドレスとしてのチャイナドレスから、イベント、パーティに出席する際の正装礼服、おしゃれな普段着として、着用する機会、場所も多岐にわたります。
 また、旗袍は世界中のファッション界に影響を与えています。その素材やデザインは、世界の注目の的でもあります。中国の伝統的なデザインは、今や世界中の女性の共通財産となりました。また旗袍も欧米のファッションの影響を受け、更に美しく更に機能的なものへと進化を遂げているのです。

                              | TOPへ |



 
International Relation Group福島県のHP