| その1 福を授ける神々の踊り 「石井の七福神」
■伝承地……福島県二本松市 ■披露団体名……石井芸能保存会(22名) ■文化財……国指定重要無形民俗文化財
(平成7年指定) ■内容……… 福島県二本松市に伝承されている新年の祝い芸の一種です。江戸時代後期(1830年代)に、市内鈴石地区の与左衛門という芸達者が福の神などの似顔絵を顔に付け仮装して踊ったのが始まりといわれています。踊りは、初めに先導役の稲荷が登場し、続いて毘沙門天、弁財天、布袋、福祿寿、寿老人、恵比寿、大黒天の七福神が次々と舞いながら新年の祝福をします。日本では、多くの神々がこぞって住民の幸せと五穀豊穣を願い、住民はこれに感謝して自らの伝承芸能として守り継いでいます。
その2 天まで響く鉦の音 「じゃんがら念仏踊り」 ■伝承地……福島県いわき市
■披露団体名……いわき市川前町下桶売 青年会 (15名) ■文化財……市無形民俗文化財 (平成4年指定)
■内容……… 福島県いわき地方に伝わる伝統芸能で、太鼓と鉦のリズムに合わせて若者が念仏を唱えながら踊ります。8月の旧暦のお盆の時、この一年間で亡くなった方の家庭を廻り、鉦や太鼓でにぎやかに仏を供養し、家族を慰めるものとして、いわき地方の夏の風物詩となっています。江戸時代に同市出身の名僧祐天上人(1637年〜1718年)が信仰心の薄いこの地方の庶民に誰でも分かりやすく念仏を唱えさせようと「南無阿弥陀仏」の言葉を歌の節に合わせて唱えさせたのが始まりといわれています。また、この踊りは沖縄のエイサーの原型ともいわれています。
その3 勇壮華麗な戦国絵巻 「相馬野馬追・甲冑騎馬武者行列 ■伝承地……福島県原町市ほか ■披露団体名……相馬野馬追中ノ郷騎馬会
(馬5頭、騎馬武者他計18名) ■文化財……国指定重要無形民俗文化財 (昭和53年指定
■内容……… 毎年7月23日―25日の3日間、福島県原町市を中心に、相馬、双葉郡に至る旧相馬藩領の2市6町1村を舞台として開催される「相馬野馬追」は、日本を代表する伝統文化行事です。平安時代中期(920時代)に、相馬家の始祖・平将門が軍事強化のため騎馬隊を組織したことをルーツとしており、500余騎の甲冑騎馬武者が勇壮華麗かつ豪華絢爛な戦国時代絵巻を繰り広げます。野馬追はアメリカ、イギリス、ロシア等への海外遠征も行っており、「サムライ」の勇姿はどこの国でも見る者の心を魅了しています。
【資料提供:福島県観光グループ】 |