| 昨年、11月1日に新しい日本銀行券が導入されました。これは、20年振りの変更で、最大の理由はお札の偽造を防ぐためだそうですが、新しい肖像も登場しています。
一万円札の肖像、明治時代の教育者の福沢諭吉は変わらないそうですが、五千円札と千円札はそれぞれ新しい顔が見られます。五千円札と一万円札の新肖像は日本社会の変わりつつある価値観を反映しています。従来のお札の肖像は政治家のような人物ですが、今回登場するのは大きな功績を残した一般の方からです。五千円札と千円札の登場人物はそれぞれ着物姿の明治時代の女性作家、樋口一葉や福島県で生まれ育った有名な医学者、野口英世です。2人はそれぞれ、不幸で不自由な人生について書いた小説や細菌者として黄熱病の研究の成果のため有名です。この2人は貧しさ等の壁も乗り越えてきており、銀行券に肖像を描かれることによる不滅の輝かしい業績を認めざるを得ません。
一般の方を代表する人物として野口英世のようなふさわしい人はいないでしょう。貧しい家族に生まれ、肉体的な障害もあった(小さい子供ごろ、家の囲炉裏に落ちてしまって、左手をひどく火傷した)にもかかわらず、溢れる才能や忍耐で、素晴らしい成果を上げました。Dr.野口の5カ国での黄熱病の研究によって、数多くの人が救われたに違いありません。
樋口と野口は新しい銀行券に登場するのに極めてふさわしい人物であり、一般の日本人の励みになります。頑張れば、この2人のように問題や障害を乗り越えたことを見習うことができるからです。
|