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ご用心!ノロウイルスによる食中毒

食中毒のほとんどは「食中毒細菌」が原因であるため、夏場を中心に多発しますが、冬であっても油断禁物!!

近年、冬期には、「ノロウイルス」を原因とする食中毒が多く発生しています。
このウイルスは、感染力が強く、食品を介して感染したり、感染者の吐物などを通じて人から人への感染が起こります。



○ノロウイルスの特徴は?    
◆直径25〜35nm(1nm(ナノメートル)=1mmの100万分の1)で、電子顕微鏡でしか見えない、とても小さい球形をしたウイルスです。
◆主として、カキ、ハマグリなどの二枚貝の中腸腺に、ノロウイルスが蓄積されます。    
◆ノロウイルスは、食品の中では増えませんが、人の腸内で増えます。 
◆感染力が強く、少ないウイルス量(10〜100個)で感染します。
【ノロウイルス:国立感染症研究所ホームページより】


○どんなものが感染源になるの?

カキやハマグリ、アサリなどの二枚貝        
カキ等二枚貝以外にも、非加熱食品も感染源になります!
◇たとえば...*ノロウイルスに汚染された水
          *ノロウイルスが付着した調理器具や手指を介して汚染された食品など。
◆ノロウイルス感染者の便、吐物
◆ノロウイルス感染者の便、吐物を処理した人の手指.....などです。    


○ノロウイルスは、どのようにして感染するの?
@汚染された二枚貝を、あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合。
Aノロウイルスが付着した包丁、まな板等の調理器具類を使用したり、あるいはノロウイルスに感染した調理従事者の調理によって、汚染された(「二次汚染」を受けた)食品を食べた場合。
B感染者の便吐物から二次感染した場合。
※このほか、家庭や共同生活施設(例:集団入所施設、学校、宿泊施設等)など人どうしが接触する機会が多いところで、人から人へ直接感染するケースもあるといわれています。(ウイルスは吐物から空気中にも飛散します。)



○ノロウイルスに感染すると、どんな症状になるの?
◆潜伏期間(感染してから発症するまでの時間):24〜48時間。
吐き気、嘔吐、水様性下痢、軽度の発熱。カゼによく似た症状を示します。
◆感染していても症状を示さないことがあります(=「不顕性感染」)。
  
幼児や高齢者、病気の方等では、症状が重くなる場合があります。



【グラフ】福島県・ノロウイルスによる食中毒発生状況の年推移(郡山市、いわき市も含む)。
ノロウイルスを原因とする食中毒事件数は全体の約15%を占めており、11月〜2月に集中して発生しています。1件あたりの患者数は平均35.4人でした。



○ノロウイルスによる食中毒を防ぐため、次のことを守りましょう。

1 手洗いの励行........流水と石けんで汚れを落とします。
◆トイレの後や調理の前、おむつを扱った後。
◆カキなど二枚貝を調理した後
◆患者の便や吐物に触った後...など。
※調理をする前には特に入念な手洗いが必要です。
※石けんには、ノロウイルスを殺す効果はありませんが、手の脂肪などの「汚れ」を落とすことで、ウイルスを取り除く効果があります。

2 食品を十分に加熱しましょう。

◆ 中心温度
85℃以上、1分以上

3 調理器具類の洗浄、消毒を徹底しましょう。

◆洗剤などで洗い、「次亜塩素酸ナトリウム
(約200ppm)」か「台所用漂白剤(製品に表示されている濃度)」で浸すように拭きます。
◆まな板、食器、ふきん等は熱湯
(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
― メモ ―

200ppm次亜塩素酸ナトリウム溶液の作り方
  @原液の濃度が1%の場合は50倍に薄める。(原液60mlに水を加えて3lとする。)
  A原液の濃度が5%の場合は250倍に薄める。(原液12mlに水を加えて3lとする。)
  B原液の濃度が6%の場合は300倍に薄める。(原液10mlに水を加えて3lとする。)
  C原液の濃度が12%の場合は600倍に薄める。(原液5mlに水を加えて3lとする。)

4 下痢や嘔吐等の症状がある時は、直接食品に触れる作業をしない。

◆ウイルス感染による下痢等の症状がなくなった場合でも、1週間程度、長い場合では1ヶ月程度、ウイルスの排泄が続くことがあるので、しばらくは直接食品に触れる作業をしないようにすべきです。


ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)

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