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 病院長からのごあいさつ

 東日本大震災により被災された皆様へお見舞い申し上げます。また被災支援にご尽力されておられる方々に敬意を表します。
 当院も今回の大震災にて被災し、神経精神科以外の入院及び人工透析が不能となり、患者の皆様にご迷惑とご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。また近隣の医療機関の皆様には突然の転院をお引き受け頂きましたことに対し、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
 さて、このような状況のなか、当院もいち早く医療班、看護班の支援チームを編成して、市内外の避難所に対する支援を開始するとともに、放射線被曝スクリーニングへの支援も実施したところです。
 なお、当院においては復旧に向けて職員一丸となって取り組み、感染症(結核)病棟、外来化学療法室及び人工透析部門に次いで、入院病棟も一部を除き再開いたしました。
 いまだ福島第一原子力発電所の災害がどこまで拡大するのか予断を許さない状況にありますが、事故の1日も早い収束と大震災からの復旧・復興を願っております。

  当院は明治40年若松衛戊病院として発足し、昭和8年には若松陸軍病院となり、昭和20年国立若松病院に変わり、同28年福島県立若松病院となった歴史と伝統のある病院です。
  診療科は内科、循環器科、呼吸器科、消化器科、血液内科、外科、整形外科、皮膚科、耳鼻咽喉科、神経精神科、婦人科、麻酔科、歯科の常勤医師による総合的で高度な診療に加え、福島県立医科大学の全面的なご支援により神経内科、泌尿器科、眼科を非常勤体制で行っております。
  さらに健康診断部門や人工透析部門に加え、公的病院の役割を明確にした医療として会津地方唯一の結核病棟を有し、また第2種感染症指定病院でもあり、政策医療も積極的に担っています。

  平成25年には県立喜多方病院と統合されて福島県立医科大学附属会津医療センターとして新たに出発をすることになります。県立医科大学内には準備室が設置され、統合の準備が着実に進んでおり、昨年暮れには建設工事に着工いたしました。
  昨年度は大田雅嗣教授(血液内科)、入澤篤志教授(消化器内科)、塚本和久教授(糖尿病・代謝・腎臓内科)、冨樫一智教授(小腸・大腸・肛門科)、齋藤拓朗教授(外科)、白土修教授(整形外科)、岩渕真澄准教授(整形外科)を始めとしたスタッフが着任しました。今年度も血液内科に角田三郎准教授が着任して血液内科が拡充し、さらに病理診断科も常勤体制となり田中学准教授が赴任しました。今春には三潴忠道教授(東洋医学科)が着任の予定であり、東北地方の大学では東北大学漢方内科に次ぐ東洋医学の新設です。今後もさらに次々と着任が予定されています。 
  当院は従来の高度専門医療をさらに高め、診療内容も拡充し、感染症に対応する政策医療も堅持し、地域医療拠点センター病院として地域医療機関への支援の充実に努めて参ります。また教育機関として臨床研修医、医学部・看護学生等の育成に努め、へき地医療に従事する医療従事者の研修機関としてもさらに拡充に努めて参ります。
  今後とも当院は、会津全域の医療保健福祉関係の皆様との連携を密にしながら職員一同、会津の地域医療に精励努力し、公立病院としての使命を果たして参る所存ですので、ご支援ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。
 

2011年4月  福島県立会津総合病院長 鈴木 啓二



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