
過去10年間の原因別農作業死亡事故発生状況を見ると、全体の約4割が乗用型トラクターによる転倒・転落による事故で、最も高い割合となっています。今年に入っても、トラクターによる、ほ場や道路路肩の段差等から転落する死亡事故が相次いで発生しています。
普段通り慣れた道でも、狭い農道等を走行する際は、路肩の状況を事前に確認することを心掛けましょう。
ほ場の出入りやあぜ越えの場合は、適切な速度で慎重に行いましょう。また段差の大きいほ場の場合は丈夫で安全な踏み板やブリッジを使いましょう。
雨天後など水田のぬかるみが懸念される箇所では事前に砂利や採石等を施す等の対策を行いましょう。
乗用型トラクターのキャビン・安全フレームの装着(及びシートベルト着用)は、転落等による死亡率を1/8以下に抑制する高い効果が認められています。事故に伴う経済的・精神的損失はたいへん大きいものがありますので、安全投資も保険と考え、キャビン・安全フレーム(及びシートベルト)を装着しましょう。

過去10年間の死亡事故発生状況を年齢別に見ても、60歳以上の高齢者による死亡事故が約8割を占めています。
年齢が高くなると視力や体力、判断力、平衡感覚等、心身機能が低下してきます。慣れた作業でも過信せず、機械操作時は余裕を持って、慎重に行いましょう。
県内農作業死亡事故を見ると、高齢者の一人作業による事故がたいへん多くなっています。万が一の事故が起きても、発見・通報が早ければ一命を取り留めることも出来ます。重大事故を防止する意味でも極力一人作業は避け、やむをえない場合にも、家族の人に行き先、作業内容、帰宅時間を告げて出かけましょう。
死亡事故発生時間帯を見ると、午前9時〜11時、及び午後2時〜3時の農作業時の時間帯と午後4時〜5時台の作業終了から帰宅時間帯も比較的事故発生が多い時間帯となっています。「あわてず、あせらず、気を抜かず」定期的に休憩を取りながら、無理のない作業計画を立てましょう。

県農業総合センター農業短期大学校では農業機械研修(農作業安全講習会)を実施しています。短大講師を現地に派遣し農作業安全について学ぶ現地支援研修(現地で学ぶ農作業安全)を随時実施しています。集落や地域ぐるみやでの講習会、研修会等で御活用いだだきますよう、お気軽に御相談下さい。
問い合わせ先 県農業総合センター農業短期大学校研修部 (案内チラシ)
電話0248−42−4114 FAX0248−44−4553

農業者を対象とする研修会、講習会等で御活用下さい。
(パンフレットはこちら)
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