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虐待の発生には、子ども自身の要因が関係している場合もあると考えられます。いわゆるハイリスク児と呼ばれるのは、次のような子どもたちのことです。
第一は、「手のかかる子」「育てにくい子」と言われる子どもです。子育てが大変なのは親のせいばかりではないことを明らかにし、親を責めないように配慮しながら周りで支えたり、市町村保健センターなどの身近な施設で助言を受けることを勧めてあげましょう。
第二は、未熟児(低体重児)です。未熟児で生まれると、数か月間は子どもだけ病院に入院して親子の生活ができません。我が子という実感が持てず、愛情を感じにくくなる場合もあります。また心身の成長への不安も大きいものです。入院中に親子関係を形成できるような援助が重要です。保健所では医療機関と連携し、入院中から未熟児の親子と関わっていきます。未熟児で出生した場合は保健所に相談するよう伝えましょう。
第三は、障害のある子どもです。子どもに障害がある場合、それを受容し、子どもと生きていく心構えが持てるようになることは大変なことで、時間がかかります。母親を支え、父親の理解を促す援助が必要になります。理解しがたい行動をする子どもと生活することで、いらだちや怒りが生じるとき、周囲の人が、揺れ動く親の気持ちをしっかり受け止めることが大切になります。家族、保健婦、地域の人々の応援が必要となります。
これらの条件を持った子どもは、虐待を受ける割合が高いと言われており、関係者からのよりきめの細かい支援が必要となります。
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