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議員協議会記録(東電問題)
神山議員 議員名 神山悦子
所属会派 日本共産党

東京電力への質疑
質問日 平成14年10月2日
◎神山議員

9月6日のエネルギー政策議員協議会で、だれが判断したか、どのレベルの職員がかかわったか報告書で明らかにするという答弁があった。だれが指示し、だれが実行し、どこまでの幹部が知っていたのか。

◎服部取締役原子力本部副本部長

9月6日に報告書で明確にすると答弁したが、その後の調査において、個々の事案について明らかにすることができなかった。

このことについては個々の責任としてではなく、組織全体として責任を負うべきであると判断したので理解いただきたい。

◎築舘常務取締役

ヒアリングや資料の確認の結果、どのような報告が行われたのか、途中に入った人が引き継ぎを受けたかどうかも明確にならなかった。

保修は専門性の高い分野であり、その部門の中で相談しながら対策、対応を決めたことは確認できたが、責任をどうするのかという判断の際に、「組織の管理責任を負う者は知っていた、あるいは知っているべきであった。実際に現場に携わっていた管理者は当然詳細に状況を把握し、上に報告を行うべきであった。」と考え、今回の処分について決定した。

◎神山議員

今回の不正にかかわったとされる築舘常務や服部取締役のような人がなぜ調査委員会のメンバーに入っているのか。そのような組織のあり方が今一番問われているわけであるから、報告書自体が信じられない。

服部取締役が福島第一原発所長に就任した2000年6月から半年後に福島第一原発1号機のシュラウド取りかえ工事をしているが、このときにシュラウドのひび割れについて知っていたか。

◎服部取締役原子力本部副本部長

ひび割れについては知らされていなかった。

◎神山議員

ではなぜこの工事を行ったのか。

◎服部取締役原子力本部副本部長

最初にひび割れが確認された福島第一原発2号機をクランクという方法で補修した。

その後シュラウドのひび割れの可能性について社内で検討し、ひび割れのあった2号機の他に1号、3号、4号、5号の4基がSUS304という材質を使っておりひび割れの可能性が高かったため、順次取りかえ工事を行ったものである。

◎神山議員

93年、95年、96年にそれぞれひび割れが発見されGE社から指摘されている。とうとう取りかえなければならないところまで来たから取りかえたのではないか。こんな答弁では納得できない。

福島第二原発3号機は2001年5月にひび割れが判明していたにもかかわらず、7月6日の炉内点検作業で見つかったとしている。青木所長は2001年6月に着任しているが、改ざんにどのようにかかわっていたのか。

◎青木福島第二原子力発電所長

着任時に点検を行っていたことは知っている。

国への報告は最終的な点検を行ってからということで、7月6日にひび割れの報告を行っている。

◎神山議員

改ざんについて触れていない。もう一度答弁願う。

◎青木福島第二原子力発電所長

6月の時点ではまだ報告をする状況にはないと判断したため、最終点検の結果を国等必要な機関に報告したものである。

◎神山議員

GE社の報告書は英語版と日本語版とに食い違いが見られる。97年6月に、GE社から申し出のあった日本語版の修正を断っているが、青木所長は前所長から聞いていたか。

◎青木福島第二原子力発電所長

引き継ぎは受けていない。

◎神山議員

聞いていなかったと済ませられる問題ではない。それでは組織的にやったということになってしまう。引き継ぎがなかったことがこれだけ問題を大きくしているわけであるから、そのことを指摘しておく。

福島第一原発1号機のシュラウドヘッドボルトは、地震を想定した場合の必要最少本数を、26本の内6本が健全であれば安全性は確保されるとしているが、20本なら大丈夫で21本ではだめということになるのか。

◎松村福島第一原子力発電所長

強度上は6本あれば安全性が確保できると評価している。

◎神山議員

今使っている原発では地震の実験はしていないはずである。21本の内6本あればよいのであれば、26本も必要ないではないか。そういう意味で逆に地震対策の実験をしていないことを証明しているのではないか。いつ、だれが、どこで、これを確認しているのか。

◎松村福島第一原子力発電所長

調査は原子力部門が独立した委員会で行っている。私はその当時おらず、先ほど築舘常務、服部副本部長から説明したように、そういった特定ができなかったというのが調査結果である。そういった意味で今回組織としての責任をとることとした。

◎神山議員

実験をだれがやったかという答弁がされていない。

◎松村福島第一原子力発電所長

あくまでも解析結果による評価のみである。26本というのはある程度の気密性を得るという意味も含めて決定している。このことについての実証実験は行っていない。

◎神山議員

実験はしていないし、そのときかかわっていなかったからわからないというのでは納得できない。

9月6日のエネルギー政策議員協議会で、東京電力から総合エネルギー資源調査会の原子力安全・保安部会に何人を送り出しているのか質問し、後ほど答えるとの答弁があった。どこに何人いるのか答えてほしい。

◎服部取締役原子力本部副本部長

大変申しわけないが、現在把握していないので調べた上で報告したい。

◎神山議員

9月6日の答弁に対する約束はどうなるのか。

◎服部取締役原子力本部副本部長

至急調べて答えることとしたい。

(「暫時休議」と呼ぶ者あり)

◎神山議員

休議して調べてもらいたい。

◎植田議長

暫時休憩する。

(午前 11時 7分 休憩) 

(午前 11時24分 開議) 

◎植田議長

休憩前に引き続き、議員協議会を開く。

なお、答弁者に再度申し上げるが、誠実に答弁を行うよう強く申し入れる。

神山悦子君の質問に対する答弁を求める。服部副本部長。

◎服部取締役原子力本部副本部長

総合エネルギー資源調査会の原子力安全・保安部会に榎本前副社長が委員として入っていたが、既に退任しており、その後の取り扱いははっきりしていない。榎本前副社長は検査制度のあり方検討会にも特別専門員として参加していた。

他に、電力安全小委員会に市田常務が委員として入っている。

◎神山議員

2人だけか。

◎服部取締役原子力本部副本部長

お答えしたとおりである。

◎神山議員

榎本副社長の後任は。

◎築舘常務取締役

現在そういった話はない。

◎神山議員

東電からは委員を出さないということか。

◎築舘常務取締役

国の委員会、部会であるので国がメンバーの選定を行う。

◎神山議員

前副社長が小委員会の特別委員として入っているということだったが、これはだれかが続けるのか。

◎築舘常務取締

榎本前副社長の部会もしくは委員会への参画は、東京電力の副社長あるいは原子力本部長として参加していたものである。9月30日付けで退任しているので、特別委員についても退くこととなると考えている。

◎神山議員

言いたいことは、規制する側に推進する立場の者が入っているということである。つまり国と東京電力とが同じ穴の中で相談して事を進めてきたということがくっきりと浮き彫りになったということを指摘して、質問を終わる。


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