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<福島県のきのこ生産> 福島県は、豊富な森林資源と大消費地に近いという地理的条件もあって、きのこの栽培が盛んです。しいたけ・なめこ・ひらたけ・まいたけ等さまざまなきのこが栽培されていますが、特に生産量の多いのが生しいたけとなめこです。平成19年の生産量は、生しいたけが2,847tで全国7位、なめこが2,149tで全国4位と、全国でも有数の生産県となっています。 |
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<きのこの栽培方法> さて、きのこの栽培方法については、自然条件で栽培する方法と施設を使った栽培方法がありますが、その他に栽培の原料によっても分けられることはご存じでしょうか?原木栽培(げんぼくさいばい)と菌床栽培(きんしょうさいばい)という栽培方法に分けられます。 原木栽培とは、90cmくらいの長さに伐ったコナラやクヌギなどの木(これを原木といいます)に、穴をあけて種駒(たねごま:きのこの菌を小さな木片に繁殖させたもの)を埋め込み、きのこを発生させる方法です。 菌床栽培とは、袋などに入れた培地(ばいち:オガクズや栄養剤を混ぜて殺菌したもので、原木栽培の原木にあたります)に種菌(きのこの菌です)を植え付けて、きのこを発生させる方法です。 かつては、きのこの栽培と言えば原木栽培を指していたのですが、最近は菌床栽培によるものがかなり増えてきており、スーパーなどで売られているナメコ・エノキタケ・マイタケ・エリンギなどは、殆どが菌床栽培によるものとなっています。ちなみに、生しいたけについては、原木栽培と菌床栽培の2つの方法により栽培されていますが、平成19年における両者の割合は、本県では3:7となっており、菌床栽培が原木栽培を上回っています。 |
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生しいたけ(原木栽培) |
生しいたけ(菌床栽培) |
なめこ(菌床栽培) |
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<きのこの効用など> 日頃、皆さんが店頭で見かけるきのこ。派手ではありませんが人気の食材のひとつです。そんなきのこの効用やおいしく食べるコツを紹介したいと思います。 T きのこの効用 U きのこを美味しく食べよう |
T きのこの効用 きのこはローカロリーで栄養も豊富。最近では健康食品として注目されています。まずは、きのこの効用について紹介しましょう。 1 ローカロリーで栄養豊富 きのこのほとんどがローカロリーで、しかもアミノ酸、ミネラル、ビタミンなどを多く含んだ栄養豊富な食品です。ムリのない、健康的なダイエット効果も期待することができます。 2 食物繊維が豊富 食物繊維は便秘を予防することで知られていますが、そのほか、腸内の発ガン性物質を取り除くことにより腸ガンを予防したり、血中コレステロールを低下させる効果があると言われています。また、糖尿病や肥満にも効果的です。食物繊維は、特にきくらげや乾しいたけなどに多く含まれています。 3 しいたけはコレステロール、血圧を下げると言われている しいたけはエリタデニンという物質を含んでいます。この物質は、血中の悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を高めることにより総コレステロール値を下げる働きをすると言われています。また、エリタデニンの働きが総コレステロール値を下げることによって、血流の障害防止ができるため、スムーズな血流となり、血圧を下げることも期待できると言われています。 4 ミネラルが充実 血中で酸素の運搬に関係するヘモグロビンの成分である鉄分、皮膚や骨格の維持に関係する亜鉛、からだの代謝に欠かせないB群ビタミンが多くのきのこに含まれています。 また、しいたけは、体内のカルシウム代謝に大きな役割を果たすビタミンDを含んでいて、特に乾しいたけはビタミンDの含有量が多いのですが、2枚で1日分の摂取量をまかなうことができます。なお、紫外線にあたるとビタミンDに変化するエルゴステロールが、しいたけをはじめとするきのこ類に含まれているので、調理前に日光にあてることをおすすめします。 5 きのこ類には制ガン効果があると言われている しいたけ、えのきたけなどの多くのきのこ類には、ガンを予防あるいは発育を抑制する作用をもつと言われている物質が含まれています。しいたけに含まれるレンチナンはリンパ腺やナチュラルキラー細胞(NK細胞)などの活性力を高める働きをするため抗ガン効果(ガン細胞増殖の抑制)があると言われています。 このように、健康面でも大きな効果があるきのこですが、おいしく食べてこそ、その効果が生きるというものです。 きのこをおいしく食べるコツについて、県内で栽培されている主なきのこ、しいたけ・なめこを中心に紹介しましょう。 1 しいたけ しいたけの旨味はグアニル酸やその他のアミノ酸によるものです。なお、乾しいたけは保存している間にグルタミン酸が増量するため、グアニル酸との相乗効果により生しいたけに比べ、よりいっそうおいしくなります。また、乾しいたけにはレンチオニンという生しいたけにはない芳香成分があります。 さて、美味しい乾しいたけを味わうためには、水戻し時間に注意しましょう。みなさんは、どういう戻し方をなさっていますか? 時間の関係上、ぬるま湯やレンジで戻すという方法を採る方もいらっしゃるようですが、正解は「5℃の水で5時間程度」。これが乾しいたけを一番おいしく戻す方法です。冷蔵庫に1晩、もしくは、朝出がけに冷蔵庫に入れておくと、晩ご飯の用意に間に合います。 それと、戻す前には必ず日光に当てるようにしましょう。30分程度日に当てるだけでもビタミンDの量が大幅に増えます。ちょっとした手間でグッとおいしくなるのが乾しいたけです。 2 なめこ しいたけと並んでポピュラーなきのこです。ご存じのとおり、ぬめりが特徴のきのこです。このぬめり部分は、アミノ酸やカルシウム・マグネシウム・鉄分を含んでおり、風味だけではなく栄養的にも重要です。また、水溶性の食物繊維のため、体内のコレステロールなど不用な物質に付着して、体外へ排出する働きがあります。 おいしさのポイントは傘のぬめりと茎のコリッとした歯ざわりですから、煮過ぎには注意しましょう。変わった料理方法では、てんぷらやかき揚げなんかがおすすめです。これまでとは違ったなめこが楽しめます。 3 えのきたけ 頭痛に効くニコチン酸や消化酵素のジアスターゼを含んでおり、石づきを1〜2cmとるだけで、あとは全部食べられます。サッと湯通しして和え物、生でサラダ、炒め物、煮物にも使えます。 4 ぶなしめじ かたち、色、歯ごたえとも天然のしめじに似ており、程良い苦みがあります。この苦み成分に、脳卒中、心筋梗塞などの予防効果が期待され、研究が進められています。 調理方法はぬるま湯でサッと洗い、手でほぐして使いましょう。茎や株元が白くなることがありますが、これは組織の一部です。食べても害にはなりません。しゃきっとした歯ごたえは炒め物に良く合います。 5 まいたけ 昔は貴重品でなかなか手に入らなかったまいたけですが、最近では大量生産されているので普通に手に入るきのことなっています。他のきのこと比べて抜群の制ガン効果があるとのこと。また、きのこの抽出物は、注射により効果があるものが多い中、まいたけは食べても効果が高い点が特徴です。 食べる際の注意をひとつ。まいたけの有効成分は水に溶けてしまうものもあるので、煮汁も一緒に頂いてください。 さて、きのこの持つ効用、お分かりになっていただけたでしょうか?おいしい上に身体にも良いきのこ。美しさと健康を保つため、毎日の食卓にきのこを大いに利用してください。 売り場には生しいたけを初めとして外国産きのこが並んでいますが、できれば、いやぜひとも福島県産の、新鮮でおいしいきのこを選んでください。 |