毒きのこによる食中毒に注意!
 きのこ狩りが楽しみな季節になりました。県内では、毎年6件程度、毒きのこによる食中毒が発生しています。このうち、ツキヨタケ、クサウラベニタケ、カキシメジによるものが多く、この3種で全体の85%を占めています。この3種類のきのこをしっかり覚え、毒きのこによる食中毒を防ぎましょう。また、知らないきのこは、採らない・食べない・人にあげないを守り、食中毒の予防に努めましょう。
●ツキヨタケ ムキタケ、ヒラタケ、シイタケと間違えやすいきのこ。
ツキヨタケ ムキタケ ヒラタケ
【ツキヨタケ】(毒) 【ムキタケ】(食) 【ヒラタケ】(食)
★発生場所: 広葉樹の倒木や切り株、立ち枯れ木上に晩夏から秋にかけて発生します。
★見分け方のポイント
・かさは半円形から腎臓型で、柄はほとんどありません。
・ツキヨタケの基部にはつばがあり、きのこをさくと根元には暗紫色のシミがあります。
・同じ木にツキヨタケとムキタケが同時に発生していることもあるので注意しましょう。
★中毒症状:嘔吐、腹痛、下痢
●クサウラベニタケ ウラベニホテイシメジ、ホンシメジと間違えやすいきのこ。
クサウラベニタケ ウラベニホテイシメジ ホンシメジ
【クサウラベニタケ】(毒) 【ウラベニホテイシメジ】(食) 【ホンシメジ】(食)
★発生場所: 広葉樹林やマツ林などの地上に夏から秋にかけて発生します。
★見分け方のポイント
・ひだの色が肉色、茎が中空でやわらかいという特徴があります。
・食用となるウラベニホテイシメジの傘には指で押したようなシミがあります。
★中毒症状:激しい吐き気、嘔吐、下痢
●カキシメジ 地味でいかにも食べられそうなきのこ。
カキシメジ カキシメジ
【カキシメジ】(毒)
★発生場所:広葉樹林やマツ林などの地上に夏から秋にかけて発生します。
★見分け方のポイント
 傘に粘性があり、裏面のひだに褐色のシミができます。乾くと傘に落ち葉がつきます。
他のきのこと間違うというより、地味な色でいかにも食べられそうに見えるため、誤って採ることが多いきのこです。
★中毒症状:嘔吐、下痢、腹痛
●きのこを食べる時の注意事項
 @知らないきのこ、名前がわからいきのこは食べない
  ・毒きのこを食べると、最悪の場合は死に至ることもある
  ・食用目的ならば、疑わしい、知らないきのこは採らない
 A勘に頼って、「食用」と判断してはいけない
 B食・毒についての迷信的な判別法や、毒消し法を信じない
 C生食は避け、熱をしっかり通すようにする
 Dきのこは消化しにくいため、食べ過ぎには注意する
 Eきのこは生もの、腐ったものは毒きのこでなくとも中毒を起こすので食べない

●毒きのこに関する迷信

次の言い伝えは全て間違いです。信じてはいけません。
  @ 色鮮やかなきのこは毒、地味な色のものは食べられる
  A 縦に裂けやすいきのこは食べられる
  B 虫、ナメクジの食跡のあるきのこは食べられる
  C 枯れ木に生えるきのこは食べられる
 D においの良いきのこは食べられる
  E ナスと一緒に煮れば毒が消える
  F 塩漬けにすれば、どんなきのこも食べられる

●呼び名に注意
  地域で使われている地方名には、食べられるきのこであっても毒きのこと同じ名称が使われているものがあるなど、注意が必要です。
  名称に惑わされないように、形態等の特徴をよく覚えましょう。

●スギヒラタケについて
平成16年に、スギヒラタケを食べた方が、急性脳症を発症し死亡するという事例がありました。
スギヒラタケ自体に、毒があると疑われているため、食べないようにしてください。

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