福島の歴史と文化の回廊集
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トップ > 回廊(市町村域分) 会津 > 37.会津山辺の道 ( 会津坂下町)
回廊(市町村域分)会津
37.会津山辺の道(会津坂下町)
 〜会津盆地西北部に開花した文化の軌跡〜
会津坂下町
  会津盆地唯一の集水路であり、東西に旧越後街道が貫いていることから、古来より交通の要衝であった。
  このことを物語るように町には多くの文化財が存在する。特に古墳が多く、東北地方第二位の規模である青津の史跡亀ヶ森古墳・鎮守森古墳や東北地方最古級の県史跡杵ガ森古墳が存在する。また、この青津という地名は、「 あいづ 」 がなまったもの、すなわち 『 日本書紀 』・『 古事記 』 に記されている会津という地名の発祥地ともいわれている。
  平安時代前半には 『 倭名類聚抄 』 にみられる会津郡大江郷と呼ばれており、十世紀代になると国宝の勝常寺薬師如来坐像の流れをくんだ国重文の上宇内薬師堂木造薬師如来坐像が造像される。
  平安時代後半には、大江郷から摂関家領の蜷河荘へと大きく変化する。この時代には貴族好みである定朝様が流行し、いち早く県重文の定徳寺木造薬師如来坐像が造像されている。
  さらに12世紀前半になると九条兼実の日記である 『 玉葉 』 にある 「 藍津之城 」 と思しき陣が峯城跡や浄土庭園をもつ薬王寺遺跡が造られた。
  鎌倉時代には慶派である薬王寺の県重文木造阿弥陀如来坐像がもたらされ、さらに国重文恵隆寺観音堂に安置されている国重文木造千手観音菩薩立像などが造像された。

会津坂下町役場
〒969-6553 河沼郡会津坂下町字市中三番地甲3662
電話:0242-84-1503(代)
ホームページ http://www.town.aizubange.fukushima.jp/
会津山辺の道
(ア)恵隆寺観音堂
(イ)木造千手観音立像
(ウ)旧五十嵐家住宅
(エ)木造薬師如来坐像
(オ)陣が峯城跡
(カ)亀ヶ森・鎮守森古墳
(キ)木造薬師如来座像
(ク)杵ガ森古墳
(ケ)木造阿弥陀如来坐像
 
(ア) 恵隆寺観音堂(ア) 恵隆寺観音堂

寺伝では建久年間(1190〜1199)の建立とされ、立木観音堂や塔寺観音堂とも呼ばれている。慶長16年(1611)の会津大地震で倒壊したが修復された。寄棟造で茅葺屋根の純和様建築。(国重文)
■所在地:会津坂下町大字塔寺字松原
■駐車場:20台(普通車)
■入場料:有
■問合先:恵隆寺 TEL 0242-83-3171
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(イ) 木造千手観音立像(イ) 木造千手観音立像

立木観音とも呼ばれ、恵隆寺観音堂内に安置されている。一木造の千手観音で、総高は8.5メートルもある。眷属として二十八部衆と風神、雷神が存在する。(国重文)
■所在地:会津坂下町大字塔寺字松原
■駐車場:20台(普通車)
■入場料:有
■問合先:恵隆寺 TEL 0242-83-3171
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(ウ) 旧五十嵐家住宅(ウ) 旧五十嵐家住宅

享保14年(1729)に会津盆地平坦部の中開津村に建てられたものを移築した。寄棟造、茅葺の中堅農家の住宅である。
■所在地:会津坂下町大字塔寺字大門
■施設等の休日:月曜日
■入場料:無
■問合先:会津坂下町教育委員会 TEL 0242-83-2234
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(エ) 木造薬師如来坐像(エ) 木造薬師如来坐像

会津五薬師の一つで、中央薬師である国宝勝常寺の薬師如来坐像の作風をくむ。全体的に彫刻性がおだやかとなり、10世紀の造像と考えられる。
■所在地:会津坂下町大字大上字村北
■駐車場:5台(普通車)
■入場料:有
■問合先:斉藤宣詔 TEL 0242-83-1936
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(オ) 陣が峯城跡(オ) 陣が峯城跡

大きな二重堀がめぐる城跡で、秤の錘が出土したことから蜷河荘の拠点と考えられる。中国製白磁やかわらけが多数出土したことにより、12世紀前半に築造されたことが判明した。
■所在地:会津坂下町大字宇内字五目
■問合先:会津坂下町教育委員会 TEL 0242-83-2234
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(カ) 亀ヶ森・鎮守森古墳(カ) 亀ヶ森・鎮守森古墳

亀ヶ森古墳は全長約130mの前方後円墳、鎮守森古墳は全長約55mの前方後方墳。出土した埴輪や土器から4世紀後半の築造で、亀ヶ森古墳が古い。
■所在地:会津坂下町大字青津字舘ノ腰
■問合先:会津坂下町教育委員会 TEL 0242-83-2234
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(キ) 木造薬師如来座像(キ) 木造薬師如来座像

一木造で平安時代前期の名残はあるが、非常におだやかなつくりで、貴族の好んだ定朝様を受け継いでいる。11世紀後半の造像である。
■所在地:会津坂下町大字中泉字中屋敷
■問合先:会津坂下町教育委員会 TEL 0242-83-2234
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(ク) 杵ガ森古墳(ク) 杵ガ森古墳

相似形の周堀がめぐる全長約45mの前方後円墳である。出土した土器から3世紀末から4世紀初頭頃の築造と考えられる。
■所在地:会津坂下町字稲荷塚
■問合先:会津坂下町教育委員会 TEL 0242-83-2234
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(ケ) 木造阿弥陀如来坐像(ケ) 木造阿弥陀如来坐像

引き締まった表情をしており、慶派の作風をくんだ鎌倉時代の優品である。13世紀中ごろの造像と考えられる。
■所在地:会津坂下町大字船杉字北杉大道上
■問合先:会津坂下町教育委員会 TEL 0242-83-2234
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