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むし歯予防と食生活

  6月4日〜10日 歯の衛生週間

     「ありがとう いつもはたらく 歯に感謝」


  毎年6月は、「食育月間」

      毎月19日は、「食育の日」



  生涯にわたり自分の歯で食べ、健康な生活を送るために、子どものころから正しい歯みがき習慣や
 食習慣を身につけることが重要です。


                   1 むし歯とは

                   2 むし歯を作る4つの条件

                   3 むし歯のなりやすい場所

                   4 乳歯のむし歯の影響

                   5 むし歯にならないためには

                   6 ブラッシング(歯みがき)について

                   7 食生活から見たむし歯予防



1 むし歯とは

   口の中の常在菌が、食物の中の糖質を食べて作り出した酸によって歯が溶ける病気。
  一度むし歯になると、自然には治りません。


2 むし歯を作る4つの条件

  4つの輪が重なった時に虫歯に


  
  むし歯発症のキーワード

  A 口腔内細菌
    ・口の中に常在している菌(ストレプトコッカス・ミュータンス菌)。
    ・食物の糖質を栄養にして、不溶性・粘着性の歯垢を作り、酸を発生させ、歯の表面を溶かします。

  B 宿主(歯)
    歯の質には、個人差があります。

  C 基質(食物)
    むし歯と関係の深い食物は、主に砂糖です。

  D 時間
    食後、2〜3分で口の中は酸性になり、むし歯になりやすくなります。


3 むし歯のなりやすい場所



4 乳歯のむし歯の影響  むし歯がひどくなると

 (1) 子どもの発育に大きな影響

   ○ むし歯により十分にかめず、栄養の吸収が悪くなる
   ○ あごの発育が悪くなる
   ○ 知能や情緒の発達に影響

 (2) 後から生えてくる永久歯に影響

 (3) 全身病を引き起こす原因になることがある(心内膜炎等)


5 むし歯にならないためには

  4つの輪が重ならないようにすることが重要


  むし歯予防のキーワード

  A 口腔内細菌
    食後の歯みがきによる歯垢(プラーク)の除去

  B 宿主(歯)
    ・歯質を強くするバランスのとれた食事
    ・フッ化物の利用(歯磨き粉等)

  C 基質(食物)
    ・おやつのとりかた
    ・むし歯の原因になりにくい糖質(キシリトール等の人工甘味料)の利用
    ・歯をきれいにする働きをもつ食物(食物繊維等)の利用

  D 時間
    ・だらだら食べない  食事時間、おやつは時間を決めて


6 ブラッシング(歯みがき)について

   ブラッシングの主な目的は、むし歯や歯周病の原因である歯垢(プラーク)をおとすことです。
   毎日、みがいているつもりでも案外、みがき残しがあるものです。歯垢を効果的におとすためには、
  歯や歯ならびに合わせて、ていねいに歯みがきすることが大切です。

 <歯みがきの基本>

  ポイント1 歯ブラシの毛先を歯(歯と歯の間や歯と歯肉の境目)にきちんと当ててみがく
  ポイント2 軽い力でみがく(毛先が広がらない程度の力で)
  ポイント3 歯ブラシを小きざみに(小さく)動かしてみがく


 <みがき残しが多い場所>

   1 歯と歯の間
   2 歯と歯肉の境目
   3 歯のかみ合わせ
   4 凹凸しているところ
   5 背の低い歯




           *歯垢は、食べカスとは違い、細菌のかたまりです。うがいでは、とれません!
           食後や就寝前には、必ず歯をみがく習慣をつけましょう。


7 食生活から見たむし歯予防

   むし歯は、特別な食べ物や飲み物のせいではありません。特に、おやつの食べ方が問題になります。  

 (1) おやつについて    子どものおやつはなぜ必要?
    ○成長が著しい時期だが、まだ一度にたくさん食べることができず、
      1日3回の食事では、栄養を満たすことができない。
      「おやつ」=「お菓子」ではなく、大事な食事の一部と考えます。
    ○また、おやつには、「疲労回復」「気分転換」「情緒を安定」させる働きがあります。

 (2) むし歯予防のためのおやつの与え方

   1 時間を決める〜だらだら食べない〜
     おやつの回数が多くなるほど、むし歯の本数が多くなる傾向があります。

        

   2 量を決める
     〜袋のままではなく、食べるだけお皿にとって〜

   3 お茶や水等の水分を一緒にとる
     少しでも糖分が口の中に残る時間を少なくすることが重要

   4 市販品を上手に選ぶ
     〜歯に付きやすいもの(アメ、キャラメル等)は控える〜
     〜入っている砂糖の量に気をつけて〜

   5 よくかんで食べる
     特にかみごたえのある食べ物は、だ液がよく出ます。だ液には、むし歯になりかかった歯(脱灰)を
    もとの状態にもどす(再石灰化)働きがあります。

        

    ★どこが違うのかな?  ファーストフード  VS 和食 

        ・かむ回数をみると  ファーストフード 562回   和食 1019回
        ・食事時間       ファーストフード 8分27秒  和食 13分28秒

   6 野菜や果物を利用
     食物繊維は、歯をきれいにする働きがあります。

   7 むし歯の原因とならない糖質(キシリトール等の人工甘味料)を利用                               
 
キシリトールとは  野菜や果物に含まれる天然甘味料

特徴
  ・むし歯菌のえさにならない
  ・むし歯菌の増殖を抑える

使い方
  ガムやアメで、食後の歯みがき前や寝る前に摂ると効果的
  (注)キシリトールと他の糖類が使用されているものがあるので、
  キシリトール100%のものでないと逆効果!

 (3) 食生活について

   1 孤食(1人食べ)を避け、家族そろって食卓を囲み、食卓を家族のコミュニケーションの場に
     孤食は、「早食い」「流し込み」「だらだら食い」になりやすく、口の働きが十分に使われにくい。
    また、精神的な安らぎも得られない傾向にある。

   2  「早寝・早起き」で、朝食をしっかり食べる習慣を
     朝食を食べる習慣のある子どもは、むし歯が少ない傾向にあります。

  『朝食とむし歯の関係は』
  (幼児期におけるむし歯と食生活について〜幼稚園児の実態調査〜より 平成17年2月実施)

                            

               

                            
   3 かみごたえのある食材を生かした料理を取り入れて、しっかりかむ習慣を    

               

            

                         

 むし歯は一度かかったら自然に治ることはなく、また食生活の乱れからくる慢性疾患でもあります。
 むし歯を予防するには「三つ子の魂百まで」と言われるように、乳幼児期から正しい歯みがきの習慣や食習慣を身につけることが大事です。
 そのためには、正しい歯みがきの方法を習得し、また食事面では、おやつの食べ方や季節に応じた多様な食品を組み合わせた栄養のバランスのとれた食事を摂ることで、健全な食生活の基盤ができ、むし歯予防につながります。
 子どものころから、歯の健康に気をつけ、8020をめざしましょう!
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