|
|
| ワーキングホリディ/会津坂下町 |
|

会津坂下町杉山地区 |
|
前回に引き続き、ワーキングホリディを紹介します。
今回は、会津坂下町のワーキングホリディ。
(ワーキングホリディの意味については、
前回の喜多方市ワーキングホリディをご覧ください。)
今回ワーキングホリディに参加されたのは、大学生の2名。
取材前、私の頭の中では、
農家の方と、大学生が楽しく交流する、
観光的意味合いの強い、ワーキングホリディを想像していました。
しかし、いざ、取材を行ってみると・・・
りんご140アール、米300アールを栽培面積とする専業農家、
荒明さんがこの地でりんごの栽培をはじめたのは30年ほど前。
1.5から2mもの積雪がある、会津坂下町杉山地区で
りんごを栽培するのは、本当に苦労の連続だったそうです。
雪で枝が折れるのを防ぐため、木が太く育つまでは、
スコップでりんごの木に積もった2メートル近くの雪をどかしました。
気の遠くなる、そうして過酷な作業。
また、うさぎがリンゴの芽を食べてしまうことに悩まされ、
魚網でりんごの木を囲うことを思いつき、
150キロほど離れた福島県の海沿いの町、
小名浜まで知人を頼って訪れました。
知人と朝方まで飲み明かし、
朝出発前に「お金はいらないから」と言って、
トラックにもくもくと魚網を積んでくれた光景は、
今でも目に焼き付いて忘れられない、とか。
そうしたたくさんの苦労を重ね、
りんご栽培をはじめとする農業経営が軌道に乗ってきた荒明さん。
今は、たくさんの消費者の方と
face to faceのお付き合いをしています。
遠くは、沖縄県の人々との交流もあります。
現代は、インターネットを用い、
1個人による、様々な情報発信が可能な時代。
心のこもった作物と、インターネット環境を駆使し、
たくさんの人々と心の通った付き合いをしてきたいそうです。
そんな荒明さんが今、考えていることは、
ご自身が齢を重ねたとき、
どのような形で農業と関わっていくかということ。
荒明さんの3人の娘さんは、
この地を離れ独立されているため、農業を継ぐ方がいません。
「63才になったら農業を引退する」という荒明さん。
農家は一つの企業体であり、
企業として独立できるよう、荒明家の農業を育て上げ、
自分の考えを理解してくれる新規就農者に
経営を引き継ぎたいそうです。
5年前から受け入れ始めた、
ワーキングホリディなどグリーンツーリズムは、
自分の理想の農業を追い求めるための、一つのツール。
試行錯誤の状況だそうですが、
グリーンツーリズムの可能性を引き出し、
一人でも多くの方に、
農業、農業経営について知っていただくのが荒明さんの願いです。
今回、ワーキングホリディに参加した、
経営学を専攻する大学生、鵜川さんと酒井さん。
炎天下のなか、りんごの葉を無心に摘む2人。
休憩時、もきたてのりんごをほおばりながら、
荒明さんが持つ、
農業への熱い想いに耳を傾ける瞳が印象的でした。
これから社会に巣立つ彼女たちにとって、
意義深い3日間となったに違いありません。
会津坂下町は、
グリーンツーリズムに特に熱心に取り組む市町村の一つ。
詳しい情報は、町ホームページをご覧ください。
|

荒明さんのご自宅 |

収穫直前のりんご |

荒明裕一さん |

鵜川さん |

酒井さん |

ほっと一息 |
|
|
|
|

<<福島県のトップページに戻る <<会津地方振興局のトップページに戻る ▲トップへ戻る

|
 |
福島県会津地方振興局
〒965-8501 福島県会津若松市追手町7-5(地図はこちら)
tel 0242-29-5214 fax 0242-29-5228(担当:企画商工部市町村支援課)
Copyright 2005 会津地方振興局 All rights reserved |
|