豆腐屋 おはら/喜多方市高郷町

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お店の様子 インタビューその1 インタビューその2




田園地帯に佇むお豆腐屋さん
  
   
今回から、会津に惚れ込み、会津で暮らしながら
自己実現を図っているみなさんを紹介します。

初回は、喜多方市高郷町に住む、小原直樹さん。
小原さんは、7年前、東京でのサラリーマン生活にピリオドを打ち、
この地でお豆腐屋さんをはじめました。
1日80丁、材料を吟味し、手間隙かけたお豆腐です。

高郷町(旧高郷村)は、霊峰飯豊連峰の麓にあり、
山々に、やさしく、抱かれるように拡がっている町。
小原さんも、この地に“一目ぼれ”。
奥様と二人三脚での定住を直ぐ決断したそうです。

小原さんに色々とお話を伺いました。

◆会津にくるまでの経緯は?

親が転勤族で、国内色々なところに住んだ。
東京で就職、いくつか職を変え、最終的に広告代理店に勤めた。
年をとるにつれて、東京の人の多さに嫌気が差し、
環境のよいところを定住先として探した。
知り合いに会津を紹介され、峠から見た田園風景に
一目ぼれしてしまった。

◆サラリーマン時代との大きな違いは?

広告代理店は、メーカーが作ったものを広告しているが、
段々、自分だったらこうするのに、といった、
フラストレーションが溜まってきた。
今は、自分の思うどおりに商品を作ることができ、やりがいを感じる。

もう一つ、サラリーマン時代は、
組織の一員として会社のために頑張ることが、
必ずしも自分にかえってこなかった。
豆腐屋となって、豆腐づくりへ向けた努力、
様々な人ととの出会いなど全てが自分の糧となってくる。

◆広告代理店に勤めていたのに、PR、熱心でないですね。

いいものは、宣伝がなくても売れる、というのが持論。
宣伝戦略に頼らない、いいものを作りたかった。
宣伝にかける金があるなら、うまい豆腐づくりに金をかけたい。

本物志向のお客さんが増えている。
ネット時代となり、口コミも瞬く間に拡がる。
だから、自分の目の届く範囲で、
しっかりした豆腐を作ることが大事。

◆高郷での豆腐づくりについて

大豆は主に地元産を使っているが、
作っているおばあちゃんの顔が見える。
そして、その大豆から作った豆腐をおばあちゃんが買ってくれる。
食の安全、食の連携という視点では、究極の形ではないか。
都会ではあり得ない。

◆小原さんにとって“仕事”とは

原始人がいのししを捕ったら、
家族のために、いのししをもって帰らなければならない。
いのししを捕ることがおもしろくなり、
家族の元に帰らなくなったら本末転倒。

家族のための仕事であり、仕事のための家族ではない。
かつての僕を含め、
今の社会で忘れてしまっていることではないか。
ここでの生活は、家族のために働いていることを実感できる。

◆奥様と歩むこれからの人生について

70、80になっても、
一緒に豆腐を作り続けることができたら、幸せだ。
近くに、仲のいいおじいちゃんおばあちゃんがたくさんいるが、
いつまでも仲良くできるのは、うらやましく感じる。

◆小原さんの夢は?

日本一おいしい豆腐を作りたい。
必ずしも店を大きくすることではなく、
安全な食材を使い、安心して食べられる日本一おいしい豆腐。

あと、豆腐屋になりたい人に豆腐づくりを指導したい。
必ずしも、日本人でなくとも良いと思うし、
そのための準備として、色々な国の語学も勉強している。

ただし、地域に根付くことが大切であり、
地域の大豆を使い、地域の人に食べてもらい、
「小原さんの豆腐は日本一だ」と言ってもらえば、
夢は一つ達成できたのではないかと思う。

◆最後に、小原さんにとっての会津とは?

夫婦ともに親が転勤族で故郷がない。
会津の人には申し訳ないが、
ここを第二ではなく、第一の故郷とさせてもらう。
会津は“故郷”という言葉が似合う。
自然が豊かで、人情に溢れている。
いつまでも温かい会津であってほしい。



小原さんの人生哲学に感動。

取材は、先に豆腐づくりを拝見、
一つ一つの行程を、本当に、本当に丁寧に行っていた小原さん。
そこまで丁寧にやらなくても良いのでは、とさえ思えましたが、
その後、豆腐づくりへかけた、
ご自身の人生へかけた想いを伺い、
一生懸命という言葉の意味をあらためて考えてしまいました。

豆腐屋おはらHPは、こちら


入口にある手造りのかわいいメニュー

逸品、竹ざる豆腐

小原直樹さん

生搾りが自慢の豆腐

奥様と二人三脚で

大豆は主に地元産

にがりは五島列島のものです

大切に豆腐を切っていきます

厚揚げも人気メニューの一つ
香ばしい匂いに誘われたキジ発見


 


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