| クマにご注意ください! | |
![]() ツキノワグマの爪跡 |
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| ツキノワグマは、一般的に人間に対して警戒心が強い動物といわれています。しかし、 最近、人里でもたびたび目撃されるようになりました。 特に今年は、会津でも人里に出没したクマによる農作物等への被害の報告が非常に 多くありました。 こうしたクマとの遭遇を避け、被害を未然に防ぐために次のような心構えが重要です。 1.クマに遇わないようにするための心構え ツキノワグマが積極的に人間を襲うことはほとんどありません。このため、クマに遇わ ないようにすることが、最も効果のある対策です。 @ クマは夜間や朝夕などに行動が活発になる傾向があります。早朝に農作業などを 行う際には、鈴、ラジオなど音のするものを身につけるなど、注意して作業をしましょ う。 A キノコ取りなどで山に入る場合は、自分がクマの生活空間に入っていることを自覚 し、クマと突然出遭うことのないよう、音のするものを身につけてクマに自分の存在を 知らせるようにしましょう。 B 新しい足跡、フンなどがあったらクマが近くにいるかもしれません。周りの臭いや音 に注意を払い、足跡などを発見した場合は引き返すようにしましょう。 C 市町村などのクマの出没情報に注意しましょう。 2.クマと出遭ってしまったら クマと出遭ってしまったら、できる限り落ち着いて行動しましょう。自分も興奮せず、 またクマを興奮させないことが大切です。 @ 遠くにクマを発見した場合は、あわてずそっと立ち去りましょう。 A クマが興奮するので、大声で叫んだり、石や棒切れを投げつけたりしてはいけません。 B クマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後ずさりしながらクマから 離れましょう。クマとの間に立木などの障害物を入れることができれば、相手の突進を 防ぐことにもつながります。 C 背中を見せて逃げるとクマは本能的に襲ってくるので、走って逃げないようにしましょう。 <襲われる!と思ったら> それでも突然鉢合わせしてしまった場合など、クマが人間に対して強い脅威を感じ、 攻撃してくることがあります。 このような際に人間がクマに襲われた事例では、最初の一撃による被害が大きく、特に 頭部に怪我をする例が多いという情報があります。また、大抵の場合こうした攻撃は1,2 分で終わるともいわれています。 @ このため、主に前足による最初の一撃を避けられれば、大きな怪我を受けずに済む 可能性があります。 A また、万が一クマの襲撃を受けてしまった場合は、首や 顔を保護する体制をとるようにすれば、そうしなかった場合 に比べて怪我が軽くすむといわれています。 ![]() ※ 緊急時に、とっさに適切な行動をとることは簡単では ありません。日ごろからこうした行動をイメージしておく ことが被害を最小限に抑えることにつながります。 3.人里をエサ場と認識させないための心構え 知らず知らずのうちにクマがあなたの周辺に住み着こうとしているかもしれません。 そこがクマの生息場所ではないことをはっきりさせるために次の点に注意しましょう。 @ 家庭では、残飯やコンポストをきちんと管理して、住宅の周りにクマのエサになりそうな 生ゴミなどを放置しないようにしましょう。 A 果樹はクマの格好のエサとなります。人家の周りに柿の木などがある場合は、クマに 利用させないよう、残さず収穫するようにしましょう。 クマなんて、いなくなってしまえばいい? 一般的にクマは怖い動物という印象を持たれることが多いようです。確かに彼らの持つ 爪や歯の攻撃力は大きく、生身の人間にとって大きな脅威を感じる対象であることは 間違いありません。 しかしツキノワグマについては、多くの専門家によって、積極的に人間を攻撃する性質の 動物ではないと言われており、そのことは過去の被害の状況からも裏付けられていると 考えられます。 ツキノワグマによる被害は、彼らを人里に近寄らせないこと、また人間が山に入る際には 出遭わない工夫をすることで、そのほとんどを防ぐことができます。 会津の自然は、人間にも、またツキノワグマをはじめとした多くの野生動物にも、豊かな 恵みと暮らしやすい環境を用意してくれています。それぞれの生活する空間をうまく分けら れれば、多くの生物が豊かに暮らすことができるのです。 これからも、人間が暮らし、野生動物が生息できる豊かな会津地域でありつづけるよう、 みなさまの御理解と御協力をお願いします。 ※ 福島県では、現在ツキノワグマに関してDNA調査をはじめとした各種調査を実施して います。今後は、その解析と関係機関との協力によって、人間と野生動物が共生できる 環境の実現を目指すこととしております。 |
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