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| 宮古そば/喜多方市山都町 |
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宮古はすぐそこ |
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秘湯という言葉があります。
あまり人の踏み入れることのない奥山にある温泉、
といったところでしょうか。
一般的なイメージとしては、秘湯=露天風呂であり、
周囲の自然と同化し、
山々に抱かれるような気分で湯につかるのが
人気の秘密のような気がします。
今回訪れた、喜多方市山都町宮古地区。
秘湯ではなく、言うなれば、“秘そば”。
市町村合併により喜多方市となりましたが、
合併以前から、県内一有名なそばの里として、
その名を馳せていました。
磐越西線山都駅から、10キロちょっと、
途中、数箇所の集落が点在しますが、
山都駅から宮古地区までは、ほとんどが山間を走ります。
左に渓流、右に絶壁。車2台がすれ違えない道路もあり、
緊張感が増してくると同時に、
徐々に自然に癒され、
そばを食べる儀式が既に始まっているのを感じます。
谷を抜けると、突然、
重厚感のある何軒かの農家住宅が目の前に居座ります。
奥山の田舎、という言葉に
ほとんどの人がイメージするであろう風景がそこにあります。
ただし、違う点が一つ。集落の多くの家でそば店を営んでいること。
宮古地区のそば店は、全て普通の農家住宅。
築100年以上が当たり前の建物が、威厳をたたえて並んでいます。
13軒ある宮古地区のそば店のひとつ、
“とのや”ご主人の物江勲さんにお話を伺いました。
◆宮古地区でそば店が広まった経緯を教えてください。
そばを打つことは、会津のどの地方でも当たり前であるが、
宮古地区のそばは知る人ぞ知る存在であった。
宮古地区のそばはおいしい、
と仕事でこの地を訪れた人々の間では評判だったらしい。
であれば、そばで集落を盛り上げようと、
昭和60年から、そば祭りを開いた。
口コミで年々お客様が増加、
ついには、そばを食べられないお客様からの苦情が殺到、
やむを得ず、6年間続いたそば祭りを止め、
宮古の全34戸のうち13軒が、そば店の営業をはじめた。
◆当時の思い出は?
数ヶ月は、「いらっしゃいませ」、という言葉が出なかった。
お客様と目を合わせず、
お客様に届いているか不安に思うぐらい、か細い声で、
やっとの思い出言っていた。
今は、自然と出るし、お客様との会話も弾む。
色々な所からいらっしゃるお客様と交流できるのは楽しい。
◆宮古のそばの特徴は?
コシがやわらかくて歯ごたえがあるのが特徴。
自家栽培、自家製粉、
寒暖の差が激しいこの地の気候の
なせる技だと思う。
◆今までで、嬉しかったことは?
冬期間、出稼ぎに行かなくてもよくなった。
妻とずっと一緒なのは幸せ。
また、千葉県に住む息子の家に遊びにいったとき、
孫が怪我をしたので病院に連れて行った。
お医者さんに、「宮古から来た」と言ったところ、
「そばで有名なところだね」と言っていただいた。
宮古のそばが全国に知れ渡ったことは本当に嬉しい。
取材後、早速そばをいただきましたが、
お世辞抜きに、本当においしい。
(帰りに家族へのお土産用そばも買ってしまった)
そばの脇役となる郷土料理も、
何とも言えず、癒される味です。
(メニューは、イワナ塩焼きの唐揚げ、きのこなどのてんぷら、
にしん漬け、菊のくるみあえ、そば豆腐、ぜんまい、
さくらしめじの炒め物、さしみこんにゃく、ひらき豆。)
最後に、とても驚いたのは、
物江さんの若々しさ。
10才は若く見えます。
ご本人は謙遜されていましたが、、
たくさんのお客様と接し、
常に向上心を持ってそばに打ち込んでいることが、
物江さんに若さをもたらしているのは、明らかなようです。
喜多方市山都町そばパンフレットはこちら |

宮古地区 |

至るところにそば店の看板が |

物江さんと奥様 |

自慢のそば |

奥様が作る郷土料理 |

ここで食べます |

そばを打つ物江さん |

新そば粉 |
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